見出し画像

しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第53回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈ロック名曲編〈1〉ザ・ハイロウズ「十四才」①〉~「ナムラホールの近くに住んでた時にさ、クロマニヨンズが来たんだよ。うちの奥さんが〈ハーモニカすごくうまい人がリハーサルしてるよ。知ってる人?〉っていうから、しばらく二人でリハーサル聴いてたら、CMで流れてたクロマニヨンズの曲が聞こえてきて…鼻ぢでしたね」「リハーサルもすべてちゃんと演奏してたってことだよね」「そーなんです!プロフェッショナルな感じが伝わってきたのよ」~」

模話1「ええ~、今日は~ひさびさにぃ…しゅうかつロックらし~いお話を~」

模話2「なんだ、なんだ。浪曲なんだか落語なんだかわかんないけど…ちゃんと頼むよ、3000ビュー超えたことだし(笑)」

模話1「PATRICK MORDとかさ、MrFuji from JapanIの外国人だとか、日本人ハーフとか、日本語話せる人とかのサイト見てる?」

模話2「うん。外国人日本食って入れてくと、いろいろ関連のサイトが出てくるからね。日本のロックアーティストの映像とか見て感想言ったりするやつでしょ?」

模話1「うんうん。面白いよね。MrFuji from Japanでさ、今日RCの雨上がりの夜空にのラプソディーの頃くらいかな? まだ若いころの清志郎さんのライブみてすごく受けててさ」

模話2「反応が新鮮だよね。その動画だと、なかなかいい線いっててさ、出てる人たちがさ…リトルリチャードだとかソウルっぽいとこに気づいたり、ローリングストーンズの影響とか、ニューヨークドールズとかさ…時々それはどうかな?ってのも面白いんだよね。素直な感想がたのしい」

模話1「清志郎さんのインタビューでも、ローリングストーンズをアメリカで見たり、セックスピストルズの恰好に影響受けたみたいなこと言ってたもんね。ずれてうたうとこをソウル、ブルースって見抜いてたし、初めて見てそこまでわかるってのは素晴らしいよね。それに、すごく聴いてて見ててたのしそうだったし〈たのしそう〉とRCをとらえてるのがほほえましかったね」

模話2「PATRICK MORDの動画でさ、〈青空〉の歌詞とかヒロトさんの歌を絶賛してたね」

模話1「真島さんの作詞作曲なんだよね。彼の作品こそが文学性が高いブルーハーツの核なんだけどね。真島さんはとても人間的でさ、じんとくる。PATRICK MORDのにいさんが、歌詞に感じ入って〈スミス、ラモーンズなんかに通じる〉って感激してたのがこっちも同じように泣きそうになったよ」

模話2「ロシア人の女性も青空の歌詞で泣いてたよね」

模話1「ヒロトさんの歌詞はまた味わいが違うし、情熱の薔薇も人にやさしくもやっぱり、涙出てくるよね。少年の詩がいちばん好きだけどね。メロディーもいいし。リンダリンダ含めて、この4曲だけでもローリングストーンズ誌に出すべきアーティストだよな(笑)。同じバンドに真島さんと二人いるってのが奇跡だよな」

模話2「泣いたって、昔じゃなくて…昨日かい?(笑)」

模話1「いいじゃん(笑)。ほんと、ひさびさにブルーハーツをライブで見ると泣けた。なんて素晴らしい歌なんだろうなって。シンガーソングライター的なまさに〈うた〉なんだよね。曲じゃなくて、詩でもなく〈詞〉で〈うた〉なんだよね」

模話2「片桐ユヅルさんのいう〈曲でもなく詩でもない歌〉だね」

模話1「そうだと思う。クロマニヨンズの青春のプロモビデオで、ヒロトさんがアコギ持ってる姿見てさ、やっぱり、マーシー&ヒロトはジャガー&リチャーズやレノン&マッカートニー同様、シンガーソングライターチームなんだなって、なんかうれしかったな。そのときのアコギもったヒロトさんのルックスが、60年代後半のピートタウンゼントみたいだったし(笑)」

模話2「まあ、ブルーハーツの〈うた〉については別の機会にってことで、今回はザ・ハイロウズの〈十四才〉だよね」

模話1「ライブ映像、京都の磔磔での映像があって、新曲として出てた」

模話2「もわくんは以前、磔磔の隣のマンションに住んでたんだよね(笑)」

模話1「うん。1回も見に行けなかったけど、毎月チラシもらってたよ」

模話2「音はきこえなかったの?」

模話1「那覇市のナムラホールじゃあるまいし(笑)。そうそう。ナムラホールの近くに住んでた時にさ、なんと、クロマニヨンズが来たんだよ」

模話2「ベランダにプラスチックのテーブルとイスに座って、いつも只聴きしてたんだよね(笑)」

模話1「おう(笑)。ほんとに、音響外に丸聞こえで、うるさいんだけど、結構たのしみましたね(笑)」

模話2「誰を聴いたの?」

模話1「ええと。渡辺美里さん、木村カエラさん、オレンジレンジさん、サンボマスターさん、そしてクロマニヨンズさんとかです」

模話2「すごいね。はっきりきこえるわけ」

模話1「エムシーはなんとなくだけど、演奏は結構はっきりきこえたよ」

模話2「クロマニヨンズはすごいまじめだったらしいね(笑)」

模話1「そうなんだよ。昼すぎにうちの奥さんが〈ハーモニカすごくうまい人がリハーサルしてるよ。知ってる人?〉っていうから、聴いてみたら、なんかヒロトさんのハープに似てるわけ。で、ギターの感じもひょっとして? しばらく二人でリハーサル聴いてたら、こりゃあクロマニヨンズに違いないって思ったら、1時間たったくらいにCMで流れてたクロマニヨンズの曲が聞こえてきて…鼻ぢでしたね(笑)」

模話2「つまり、リハーサルもすべてちゃんと演奏してたってことだよね」

模話1「そーなんです! なつかしいなざぼんち。ライブが始まっても、すごくテンション高く、聴いてて好感がもてるプロフェッショナルな感じが伝わってきたのよ」

模話2「でも、1時間ちょっとで終わったんだよね」

模話1「長いライブ時間じゃなかったかな。それで、二人でナムラホールの裏口みてたら、二人が出てきたわけよ!」

模話2「ええ~?」

模話1「おっかけ対策なのかさ、すぐ、まず二人がタクシーに乗って出ってたのよ」

模話2「へえ~、かっこよかった?」

模話1「ローリングストーンズの来日のときにも二人を見たけど、やっぱりかっこよかったよ。スターな感じだったな。鮎川誠さんとシーナさんと同様。結構遠くから見るとスター的なオーラない人多いけど、ほんとなんか普通人ではなかったよ。ステージ衣装そのままだったせいかもしれないけど(笑)」

模話2「面白いけど、〈十四才〉はどうなったの?」

模話1「続くでお願いいたします」

模話2「しょうがねーなー(笑)。続きます」