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しゅうかつシリーズ~ボクにも言わせて「アート・絵画を語ろう3 素晴らしい色の世界編①」~曼荼羅の色とは違うけどさ、中国のかつての文化に残ってる色使いはすごいと思うよ。関帝廟とかのデザインでもぐっとくるものはあるよね。東洋の色の感覚って西洋とは違っていて、チャクラとかオーラとかもろもろ見えないものを表現しているように思うね。トートタロットの色の使い方って、多少、曼荼羅みたいな、後期印象派みたいな色の感覚を感じるけどね~

模話1「神戸百景の川西英さんを知ってる?」

模話2「すごいよね。版画なんだよねこれ?」

模話1「いま自分は神戸市在住だけどさ…川西先生の絵の中の神戸に住みたいよな」

模話2「華やかな時代の神戸が伝わるよね。それにしても、日本人ぽくない色の感覚だよね~」

模話1「西洋の画家みたいだね」

模話2「今回はなんの話なの?」

模話1「色の世界はさ、たのしいじゃない?」

模話2「そうだね」

模話1「川西さん見ててさ、香港旅行のときの街の看板を思い出したんだよ」

模話2「香港の現在はわからないけど、2010年くらいの香港の街の看板はすごかったよね」

模話1「香港のあの多色の組み合わせ方の妙ってのは、いったいどういう影響なんだろうと思ったわけよ。まあ、あの街の看板アートを指揮しているアーティストがいるわきゃないんだけど…それにしても、混然一体となった芸術的な色の世界は、やっぱり単なる適当な感じじゃなく…人智をこえた何かを感じてしまうのはボクだけかな?(笑)」

模話2「中国人の集合意識が勝ち得た民族的なセンスなのかね? とはいえ単なる中国とひとくくりにはしにくい感じだよね。広大だし民族もさまざまだし、ルーツもさまざま」

模話1「一口に中国っていう言い方ほど、難しいものはないね。中国の歴史や文化を少しでも読んだりすると、その特異性で、とらえるのが難しくなるよね」

模話2「王朝がかわると九族をあれして、前の文化を総括して、歴史書は編纂するけど、その子孫は残さないっていう基本っていうのかね…恐ろしい歴史でもあるよね」

模話1「士大夫が歴史を継承しているとはいえるのかもしれないけど、民族大移動みたいなことを繰り返しているから、日本みたいな文明の残り方とは違いすぎるしね」

模話2「一子相伝っていう風潮もあるかもしれないしね」

模話1「それにしても、スケールは大きいよね。あの香港の看板のセンスをみるとただごとじゃないぞって思うよ(笑)」

模話2「あんだけ多色を使うとふつうは喧嘩するっていうか、バランスとれなくなると思うんだけど、なんだろうね、あの統一感は?」

模話1「公共訓練で、イラストレーターを使ってデザインしたときに、多色なんだけど、混じった色ってのか…y100とかmy100とかみたいな感じはすくなくて、何かしら、まざってるっていうか、ぜんぶにymcbを必ずつかってるような、秘密があるような気がしたよ」

模話2「まあ、素人だから、その複雑な色の世界をたのしめばいいとは思う」

模話1「でも、やっぱり、とぶじゃん(笑)。気になるよね。実際、磁器の湯飲みおデザインでも、ものすごい多色使いでなんじゃこの色彩感覚は?っていうものを昔は買っていたよ。中華街とかで(笑)」

模話2「紙の切り絵みたいなアートの文化度の高さって、中国の黄金時代の名残というか文化遺産だと思うよ。気功の先生も、日本人ではまねできない中国の古典的な技術は多いっていってたしね」

模話1「曼荼羅の色とは違うけどさ、中国のかつての文化に残ってる色使いはすごいと思うよ。関帝廟とかのデザインでもぐっとくるものはあるよね。やっぱり、東洋の色の感覚って西洋とは違っていて、チャクラとかオーラとかもろもろ見えないものを表現しているように思うね。話とぶけど、トートタロットの色の使い方って、多少、曼荼羅みたいな、後期印象派みたいな色の感覚を感じるけどね」

模話2「あれは、東洋的な要素も入れているらしいしね」

模話1「ちょっとはずれるけど、花札とか麻雀パイとかっていいよね?」

模話2「あれは、とぶ感じはあるな~(笑)。見てはいけない景色っぽくもあるよね、花札って(笑)」

模話1「今回はちょっと、小ネタだったね(笑)」

模話2「続く~」