マガジンのカバー画像

トーキョー・レガシー・ワンダーランド

56
巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。
運営しているクリエイター

#日記

#38 ケント@東上野

大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 かつての自宅から近いということで、よく利用していた喫茶店「ケント」。 なぜケントという名前なのかをお店のかたにうかがうと、まさに喫茶店あるあるで、「前の方がやっていたお店がケントという名前だったので、そのまま引き継いだんですよ」とのこと。 だから、なぜケントなの

#37 来集軒@仲御徒町

大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 新宿区から台東区に引っ越してきて、とにかく驚いたのは個性的な個人店が多いということだ。 なかでもいちばん個性的だったのが、台東2丁目にある「来集軒」だった。 その外観の素敵さにまずはしびれた。最初に見たのは2014年7月25日だった。夕方ですでに店は閉まっていた。

#36 恵華@台東区松が谷

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 台東区に引っ越したとき、住まいの一階に町中華があった。これが我が家から一番近い町中華だったが、2番目に近いのが松が谷の住宅街にあるこちらのお店。 初訪問は2015年6月10日。お、冷やし中華の文字が見えるぞと、入店。もう、そんな季節なのかと。 うかがった時間は

#35 大木洋食店@浅草

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 大木洋食店という老舗の洋食店が浅草にあるのは知っていて、ぜひ行きたいと思っていた。 台東区へ引っ越し、割と早めに訪問した。2014年9月17日のお昼にうかがった。 訪問した様子はブログでも書いている。 浅草の時間が止まったような「大木洋食店」 - 下関マグロの

#34 田中食堂@稲荷町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 稲荷町にある100年続く田中食堂が2018年7月27日に閉店してしまった。 かつてはこんな食堂が町のあちらこちらにあったのだけれど、今は珍しい存在だった。 最初に訪問したのは2014年6月。東京メトロ銀座線の稲荷町駅が最寄り駅という場所に引っ越してほどなく訪

#33 民華@御徒町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 閉店してしまって、自分の思い出の中にしかないお店というのがある。歳をとるというのは、そういう思い出の中にしかない店が増えていくということだ。 そんなお店のなかでもいちばんショッキングだったのが御徒町の町中華「民華」だ。 場所はJR山手線の御徒町駅から昭和通りに

#32 アヅマ@新御徒町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 新宿7丁目から北上野2丁目に引っ越そうとしていた2014年の初夏。引っ越し前に新しく借りた部屋へベランダの植木などを少しずつ電車で運んでいた。 駅で言えば、都営大江戸線で東新宿駅から新御徒町駅であった。最初は出口が違うので気づかなかったが、素敵な立ち食いそば屋が

#31 マダムケイ@富久町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 このところ富久クロスのことについて書いているが、今回は「マダムケイ」というお店。 最初に知ったのは2004年のことだ。 ミクシィという日本のSNSの草分け的な存在でオフ会がここで開かれた。 当時の僕は四谷の本塩町にある四谷コーポラスに住んでいて、新宿までよく歩

#30 天宮@富久町→新宿

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 前回、富久クロスのことを書いたが、今回は再開発エリアにあった町中華について書こうと思う。 2008年7月の画像が残っている。住所は新宿区富久町15-5だった。 僕が住んでいたシャトレ市ヶ谷からもすぐの場所にあった。 小さなお店でたしか、カウンターだけのお店だ

# 29 富久クロス@富久町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 先日、久しぶりに新宿から靖国通りを市ヶ谷方面まで歩いた。ここは東京マラソンのコースでもある。花園神社を通り越し、しばらく歩くと富久町に出る。久しぶりに富久クロスを見た。 かつて住んでいたシャトレ市ヶ谷の近くには外苑西通り終点があった。上の写真は2019年のもの

#28 SHOP99@早稲田

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 2004年に四谷から早稲田鶴巻町に引っ越して、びっくりしたのが「びっくりラーメン」だった、というのは前回書いた。次に驚かされたのが同じ並びにあったSHOP99だった。 四谷にはスーパーがあまりなく、安く食材を購入することができなかったが、早稲田にはスーパーマー

#27 びっくりらーめん@早稲田

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 四谷から早稲田鶴巻町に引っ越したのが2004年の9月だった。 引っ越す前、不動産屋さんとの契約したときから気になっていた店が近所にあった。 それが「びっくりラーメン」だ。ラーメンが180円。いやぁ、本当にびっくり。 引っ越したその日の夜、その外観を撮影したほど

#26 かどやの槍かけだんご@北千住

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 2010年11月19日、僕は北千住にいた。 ある業界雑誌から散歩の原稿を依頼され、編集者とともに北千住にやってきたのだ。 たしか、下町散歩という特集記事で葛飾柴又や深川なども歩いた。 それまで何度か北千住訪れていた。 蔵の街といわれるほど街中に多くの蔵があり、

#25 ひまつぶし@早稲田

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 早稲田に住んでいたときに高田馬場方面へよく歩いた。 早稲田通りを歩くとまずは上り坂があり、上り切ったところが西早稲田の交差点だ。 そこから高田馬場方向へ行くと、『ひまつぶし』があった。 これを撮ったのは2004年9月12日、夕方の6時。 最初に見たときはその派