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この世界から

誰かに守ってほしい

この世界から

呼吸すればする程苦しい世界から

逃げ道なんてないから、だからこの雑音からただ両手で私の耳を塞いで

存在

沢山の美しいものが頭上から降り注ぐ。

私は両手を広げ、それが掌に触る感触を目を瞑って待っている。

目を開けるとそこにあったものは、私の小さな骨だった。

美しいものはこの砂漠の果てに砂となり流れてしまった。

私は私の醜さにいつもの発作を起こし、目を覚ました。

それでも確かに自分の骨の感触が微かに残っている。

意外にも薄気味悪いとは思わなかった。

ただ自分は、業火の火に焼かれ、肉は削げて

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黒猫

今日の夜は空が明るかった。

月明かりが刺している夜道を1人で歩いていた。

男は、馬鹿だな。と思った。

最終列車で終点まで行こうとしていたというのに、乗り換えする駅で来た道を戻ったのだ。

男は最近ゲームをする。

繰り返ししていることなのに、男はいつも言葉にできない苦々しい気持ちになる。

その訳が来た道を帰る車内で解った。

終わりがないということ。

クリアしてもまた次がある。何度クリア

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