見出し画像

アスリートのリハビリ事情


Jリーグ、ブラウブリッツ秋田所属の増田繁人です。


テレビでは開花だの花粉だの報道されていますが、秋田は暖かくなる気配がありません。

太陽好きの僕にとっては辛抱の時期が続いています。笑




チームは6節を終え、2勝3敗1分
毎試合観戦していますが、日に日に結果も内容も良くなっていると感じています。



僕自身はまだリハビリ生活が続いており、チームと病院を忙しなく往復しております。


さて、今日はそんな "リハビリの経過" と、"なぜオペをしたのか" についてを書いていきたいと思います。
(記事中には、手術・リハビリ関連のなかなかショッキングな写真が含まれますのでご了承ください。)





現状報告


まず初めに現状の報告を。



正直、全く上手く行っておりません。笑


 "完全合流" は術後3ヶ月。
その予定でリハビリを進めてきました。
3月23日で祝3ヶ月なのですが、まともに走れてもいない状況です。


症状としては、特に右足首の痛み。
内側と前側に強く痛みが出ています。
特に、踏み込みや切り返しの動作などは地獄ですねはい。笑



どうして痛いのか、時系列を追いながら少し詳しく書きたいと思います。


まず、術後の状態。



とんでも無く腫れてますよね。
術後の腫れには正直おどろきました。笑

手術内容を簡単に話すと
両足とも
・(内側、外側)両方の靭帯が切れていた為、縫合
・前方、後方に余分な骨ができていた為、切削
・遊離体(ネズミ)を摘出


要約すると、捻挫しすぎて靭帯無し。足首ぶらぶらで骨がトゲだらけだから全部治しちゃいましょう。ってことです。


人間の関節って緩さが出過ぎると、余分な骨を作って動かないようにするんです。そのおかげで安定性は出るのですが、骨が邪魔で関節が動かなくなるので、痛みが出ます。



実際に削り終わった骨はこちらです。
(気分悪くなった方がいたら申し訳ありません)


はい。増田、ビックリしました。
この骨が足首にあったの?!?!って。


大きい右の二つが、右足首の【後方】【前方】
小さい左の二つが、左足首の【後方】【前方】
(全て取るとグラグラになってしまうので、まだ残してあると言われました)


小さい関節に、余分な骨がこれだけあるってどうゆうこと。
どれだけ関節に負担をかけていたんだ。。
(ごめんね足首くん)


こんな感じで長い間、無理しながらサッカーを続けてきましたが、昨年、限界を迎えました。


きっかけ


きっかけは開幕戦。
終了間際に相手と接触して捻挫。
かなり腫れましたが、そのままプレーし続けたことが限界を迎えるきっかけになったと思います。
ただ、移籍後、出場機会を確保するためにも、無理をしてプレーする必要がありました。
チャンスを逃してはいけないタイミングだったと思います。


痛みと腫れは治らず、シーズン通して薬を飲みながら耐える日々が続きました。
階段も降りれなかったし、ボルタレンを1日6錠飲む時もありました。


なんとかシーズン通して戦い、目標であった残留も決めることができたので、オペをしようと決意。
正直、このままもう一年戦い抜くのは不可能な状態でした。


また痛みなくプレーするために。
成長する楽しさを味わうために。
希望に満ち溢れた手術を行いました。

が、、、
なかなか上手くは行きませんね。笑




どうして上手く行っていないのかを、もう少し詳しく書きたいと思うのでお付き合いください。



症状の詳細


痛みは主に
右足首の痛みと
左足裏の術後の痺れ。(小指側の感覚がありません)

右足首内側の長母指伸筋健、後脛骨筋の痛みと、背屈制限が出ています。
前方の脂肪体の硬さや、距骨の滑り込みの悪さも関与して、背屈すると痛みます。



難しく書きましたが、
要するに、内側と前側の痛みのせいで、足首が曲げられません。ということです。笑



特に長母指伸筋腱鞘(親指の腱)が骨化していて、痛みが強く出ています。
腱は損傷を繰り返すと骨の様に硬くなり、動かなくなります。
その骨化により痛みが出ていると、今のところ診断されている状況です。

腱の骨化は術後5週の時点で発覚しました。
オペの時点ではわからなかったので、思わぬ誤算です。
現在、ハイドロリリース(生理食塩水を注射する)や対外衝撃波などを試みています。

正直いつプレーできるのか、イメージがつきません。
ここまで痛みが出ると思っていなかったし、現状の進みの悪さに悔しさを感じています。


ただ、そんな中でも長い目で見れば、【1ヶ月前より今日】【1週間前より今日】と少しずつ進んでいることを感じながら、日々過ごすようにしています!


ちょっと暗くなる内容でしたが、
めちゃくちゃポジティブにやっているのでご心配なく!!!!
(身長と前向きだけが取り柄です)



長々と説明してしまいましたが、
結局のところ、この状況を招いたのは自分であるということに、尽きると思っています。


痛みを抱えながらプレーするという『選択』をしたのは自分。
開幕戦で休養より出場機会を『選択』したのは自分。
そして手術をしたのは自分が決めたこと。

自分で決めたからこそ後悔はありません!

そして今の僕はこの怪我を克服するという道を『選択』しています!!!!!

進みは遅いですが、

またピッチに戻れるように
笑顔でサッカーできるように

試行錯誤していきたいと思っています!!!



ただ、自分一人では解決できないので、お力貸して頂けると嬉しいです!笑


ということで、今回はリハビリの現状についてお話しました!
画像を載せることや、症状の詳細を話すことには少し抵抗ありましたが、今の僕を知ってもらえるように書いてみました。



最後に


試合から遠ざかると、皆さんの目には映らなくなるので、

『何をしているかわからない』
『どんなことを考えているのかわからない』

そう感じると思います。


ただ、試合に出ていると時と同じように
考え、挑戦し、サッカーに向き合っています!!
【リハビリだからこそ学ぶこともある】


サッカーしてないのに、試合に出てないのに「SNSばっかすんな!」とか色んなご意見はあると思いますが、こんな時だからこそ出来ることとして、少しずつ発信を増やしていきたいと思っています!!!!


俄然やる気が出ますので、コメントや反応をもらえると嬉しいです(^^)

また明日から一歩ずつ進んでいきたいと思います!!


それでは最後にこの言葉を

【希望さえ手に掴んでいれば、不可能なことなどない】

みなさん、明日もいい一日にしましょう!!👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?