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ベニシジミ Lycaena phlaeas daimio
これも昨年、2021年7月のこと。
お昼休み中に歩いていると、
おっ なんか飛んでる!
あっ とまった
激写ー。
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緑とのコントラストが美しい〜
イトススキ系の園芸植物の上に、ベニシジミ!
さらりとした草姿と、可憐な蝶がマッチしております。
というかこのイトススキ(多分)という植物好きです〜。今回調べて初めて名前を知りました。
さわさわ〜とした時の触り心地もいいですよね。
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日本画家の方にモチーフにして欲しい
着物の柄にしても映えそう
シジミチョウの仲間なので、サイズもちんまりしており可愛らしいです。
こういう時和歌を詠めたらいいなと強く思います。独学でなんとかできるのだろうか?
吟遊詩人?それは歌付きの人か。
調べると、シジミチョウ(小灰蝶、蜆蝶)は、春または秋の季語のようです。
・・・
iNaturalist
というサイトでみると、ユーラシア大陸の多くの箇所と、北アメリカ大陸で、ベニシジミLycaena phlaeas の仲間がみられるようです。
ヨーロッパとかアメリカの人も、同じように散歩中にベニシジミ見て癒されているとしたら不思議な感覚です。
しかし普通種すぎて、日本と同じくヨーロッパの蝶好きにも、人気はないという旨の記述もありました。
人のこと言えませんがやはりみんなレアな虫好きですもんね。
亜種としては、日本のものは Lycaena phlaeas daimio ということで(!)、亜種小名これ「大名」でしょうか。急に威厳を感じますね。
どうやら最初に報告したドイツ人の方が知る数少ない日本語だったとか?
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我ながらいい写真だ
オスは交尾のため、草や花にとまって、通りがかるメスを待ち伏せする生態を持つそうです。
また、いのち短し恋せよ乙女 じゃないですが、
生命活動を効率よくこなすため、採餌や産卵などの行動の順序や時間配分もある程度決まっているそうです!
例えば産卵は午前、吸蜜は午後 といったように。
勤勉な虫にみえてきました。
・・・
調べると幼虫時代はスイバやギシギシといった、言い方悪いですがその辺に生えてる雑草を召し上がるようです。
とても親近感の湧く身近な存在ですね。
幼虫も探してみようと思います。
・・・
すこし調べると、ベニシジミの威厳やら勤勉やら庶民的やら、いろんな側面がみえてきました。
多面性が面白いですね。
皆様もぜひ、赤っぽいシジミチョウが飛んでいたら、思いを馳せてみて下さいね。
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英語でベニシジミはsmall copperというらしい
小さい銅?
【参考文献】
・松田 真平, フィレンツェの「春」とベニシジミ, やどりが, 1996, 1996 巻, 166 号, p. 37-41, 公開日 2017/08/19, Online ISSN 2189-9061, Print ISSN 0513-417X, https://doi.org/10.18984/yadoriga.1996.166_37, https://www.jstage.jst.go.jp/article/yadoriga/1996/166/1996_KJ00006420440/_article/-char/ja
・井出 純哉, ベニシジミ成虫の行動の日周変化, 日本生態学会大会講演要旨集, 2005, ESJ52 巻, 第52回日本生態学会大会 大阪大会, セッションID P2-137, p. 589, 公開日 2005/03/17, https://doi.org/10.14848/esj.ESJ52.0.589.0, https://www.jstage.jst.go.jp/article/esj/ESJ52/0/ESJ52_0_589/_article/-char/ja
・https://www.insects.jp/kon-tyobenisi.htm
(全て2021年1月4日に確認)
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