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数年前行った沖縄遠征の思い出

写真振り返りシリーズです。

2016年当時私は、ものすごくガサガサ採集にハマっていました。

ガサガサ採集とは、
胴長を履き川に浸かり、たも網一本で水中の魚やら虫やらを採る採集方法です。
底物系の魚や、釣りではとれない小さなサイズの生き物たちがみられるためとても楽しいです。

近所では飽き足らず、生き物屋なら沖縄遠征は必須というイメージだったため、単身沖縄へと向かいました。

小さいオオウナギがとれた
ケースに入れて愛でる&撮影タイムが至福
ゴマハゼ?の仲間
イッセンヨウジ
見返り美人
頬が少し色付いている(鰓が透けて見えてる)のも美人小町らしさを演出
なんかハゼ
タメトモハゼとかの稚魚だとご当地感あるが果たして?
沖縄の河川は短く、上流から汽水域へのグラデーションが本州の河川と比べると信じられないほどの短いスパンになっている。
この個体は海の近くの汽水域で採れたため、淡水ではなく海洋のハゼの可能性もある…。
しかしハゼは気が強そうな顔をしており凛とした雰囲気があって好きだな。
オカヤドカリ
天然記念物なのにうじゃうじゃいる。
許可を得た業者以外は、採集したりすると文化財保護法に触れる。
小笠原のオカヤドカリが減少したことを受け天然記念物に指定したが、その後日本に復帰した沖縄地方にはたくさんいたため、天然記念物なのにうじゃうじゃいる、という不思議な状況になっているようだ。

ほかにもご当地昆虫たちも沢山いました。

オキナワハンミョウ
川沿いの大きめの、太陽光で温まっているかつ乾燥している岩の上にいる
綺麗すぎる!
動く個体を見て本当に感動した。
沖縄島、石垣島、与那国島(移入ともいわれる)に生息する。
ナナホシキンカメムシ
CGかよ!
先日記事にしたオオキンカメムシに近縁。
信じられないほどの美麗種
これも見たかった虫
アヤムネ?スジタマムシ
非常によく似た、アオムネスジタマムシという種がいる。
アヤムネの方が、生息域が広いようで、東京でも八丈島に生息している。
八丈島は、移入だがタマヤスデの仲間やらサソリモドキやら、南国の香りを楽しめる場所だ(生態系にはよくないかもだけれどそういう生き物を見ることはとても楽しい )。
キマダラマツムシ(以前はマダラコオロギと呼ばれていた)
その大きさと模様のインパクトで、草むらを見るとよく目に入ってくる。
個体数もとても多い印象。
オキナワシリケンイモリ
背中に金箔がのったような、金ピカの模様がある。これが生の個体を見ると本当に不思議。
 金属光沢のある両生類というのが理解を超えて美し
世界中で日本の南西諸島にしかいない。
よほどハイセンスなブランドものでしか太刀打ちできないであろう洗練された見た目。
カラーリングが完成されている。
先程のアヤムネ?スジタマムシの裏側
腹部先板が凹んでいるように見えるからオスか
裏まで綺麗!
大きくて美しくて珍しい昆虫は正義
よくみるとど真ん中の少し下に、
ホントウアカヒゲがいる。
これも沖縄で見たかった種で、高校生からの憧れの存在だったから嬉しかった。
想像ではシジュウカラくらいの大きさかと思っていたが、
実際はそれより大きく、イソヒヨドリをぎゅっと丸くしたくらいのサイズ感だった。
デカッと思い二重で驚いた。
樹林下の細流にいた淡水エビ
正直種はわからない。
乳白色で神秘的な見た目だった。
幼少期はレッドビーシュリンプにメチャメチャに憧れていた。
当時の私がこれを手にしたら心の底から喜んだろう。


夜の林道流しもしたため、それは写真のHDDを発掘してまた記事にします。

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