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ポンコツ奮闘記.#3

27歳まで定職なし 
歳だけとって中身は空 
そんなポンコツ介護員の奮闘小話 



1.転倒、転倒、転倒

学校や実習で転倒リスクや危険性は学んでいたはずだが、
今いちピンと来ていない。
ご高齢になることの意味、身体の変化、筋力の変化など。
そして、
介護人生初の事故報告書は、開所後早々に訪れることになった。

人生初の早番初日。
出勤するや否や、
車いすを利用している利用者さんが居室から歩いて出てきているところに遭遇。

(おぉ‼ 歩けるんでしょ♪)

ヨタヨタヨタ…

バタン‼

Σ( ̄ロ ̄lll) ガーン‼

掴まるところがなくなった瞬間の出来事でした。


また、別の件では。
ギリギリ独歩可能ではあるが、
歩行は不安定のため自家製の杖を使用。

食後、
立ち上がり自分の居室へ向かうために、
180度ターン。
と、同時に後ろにバタン‼

受け身なく身を任せるまま床へ。

また、
一人でトイレに行かれていた方もバタン‼


2.事故報告書の数

転倒に限らず、
介助中のゴッチン(どこかにぶつける)や、
ユニットから出てしまうこと(当時の方針では事故扱い)、
誤薬(飲ませ忘れや、落としてしまうなど)などなど、
私は率先として、どんどん事故報告書を書いていました。

自分の中では、
「事故報告書=悪いこと」とした認識がなく、
「事故報告書=成長の道しるべ」だと思っていたので、
躊躇することなくどんどん提出。

そんなある日…

「〇〇くんさ、これ何枚目‼」

Σ(・ω・ノ)ノ!
(すでに数えられないですが、少なくとも2桁は軽く超えていますね…)

このような体制であったので、
現場としては、事故報告書は書きたくないもの。
些細なことであればスルー。
環境がそうなっていくわけです。

事故報告書の数って、少ないほど優秀な介護員なのか⁉
事故報告書の数が多いほど、ダメ介護員なのか⁉

新人ながら、ポンコツながら、足りない頭で考えたわけです。


3.いつか必ず‼

ポンコツ故に知識がないので、
本を読んだり、自主的に研修に参加しながら、
自分なりの事故の捉え方を考え、
企画書?提案書?として、作り上げました。

要となるのは、
「事故0を目指すことはやめる」
「事故報告書に対するプレッシャーをなくす」
ことだったように記憶しています。

1年目の若造(ルーキー)が、
偉そうに、施設の方針に関する提案なんてするものだから、
当然反応はスルー。

ウンもスンもなし。

どうなっているのかとお伺いを立てると、
「組織だから順を追って話を持ってこい」とあしらわれ。
順を追ってリーダーに話を持っていくが、
どこでストップするのか、ノーリアクション。

そして、2年の時を経て、
責めない事故対応を目指す環境が、
ようやく日の目を浴びることになったわけです。


理不尽なこと、ある‼
「もう知らない‼」と、投げ出したくなること、ある‼
「こんなところダメだ」と、見切りをつけたくなること、ある‼

それが社会で働いているという現実。

投げ出すことを選ぶのも、
見切りをつけることも、
踏ん張ることを選ぶのも、
今できることをやろうとすることも、
すべては自分で選択できる。

ポンコツだって、自分の信じていることを貫けば、
時間がかかっても、ほんの少しくらいは変えられる‼

微力は無力じゃない‼

そう、あなたも無力じゃない‼



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