入居者さんに選ばれるために、大家にできることって何?

不動産投資、大家業が成り立つためには、住んで頂ける入居者さんが
いないと元も子もありません。だからこそ、入居者さんへの手厚いサービスを
提供して、長く住んで頂ける配慮をすることは、空室対策という面でも、
一番大切なことだと私も考えています。


オーナーである私たち個人としてできる取り組みはないでしょうか?


ポイントになるのは、
・入居者さんに、いかに快適に過ごして頂ける環境を提供できるか?
・入居者さんのことを気にかけていることに気づいて頂けるか?
ということではないかな、と思います。


物件購入後、賃貸管理を任せることによって、空室にならない限り、
基本的に大家としてやることはありません。


これは不動産投資、大家として、自分の時間を割くことなく事業を
営めるという点で大変ありがたいことだと感じています。


なので、個人として取り組むとした場合にアクションを起こしやすいのは、
「空室になった時」「更新の時」「何か起こった時」などです。


私のセミナーなどを聞いたことがある人には、お話したことがある内容
かもしれませんが、私が行ったことのある取り組みを今日はお伝えします。


2020年4月、コロナが広がり始めた時期。
初めての緊急事態宣言も出され、世の中が一変しました。
お仕事内容によっては、収入が激減する方が現れた頃です。


その時私は、入居者さんのお仕事を思い返し、ダンススクールの先生を
されている方には1か月分、会社にお勤めの方へは0.5か月分の
クオカードを差し上げることにしました。管理会社さんとも相談の上で。


見返りなどを求める気持ちはまったくありませんでしたが、差し上げた
入居者の方からは、温かい心のこもったお手紙を頂くことができました。


特にダンススクールの先生からは、その時の現状などを踏まえた内容も
書き添えられており、そんな大変な状況の中でも、お手紙という心遣いを
頂けたことに、私の方が、励まされたような気持ちになったのを覚えています。


ありがたいことに、その後、今に至るまで、滞納もなく、退去の連絡もなく、
お住まい続けて頂けています。


他の部屋では、空室の時に、ユニットバスをバストイレ別にする工事をしたり、
ホームステージング(仮のモデルルームを作るようなイメージです)をして、
入居後のイメージをして頂きやすくしたり、などを行ったりもしています。


空室になりにくくするために、空室期間を少しでも短くするために
自分でもできることの1つとして考え、行っていることではあります。


ただそれが、結果的に、借りて頂ける入居者さんに選んでもらいやすくする
ことにもつながっているとも感じています。


今まであまり考えていませんでしたが、更新の時の更新料を頂かない、
ということを考えるのもありかな、などと最近は思ったりもしています。


不動産投資、大家業は、オーナーと入居者さん、そして管理会社さんが
それぞれプラスになることを考えて行うことが、長く継続していく
秘訣ではないかと私は考えています。


あなたも、管理会社任せだけにせず、入居者さん目線で自分でも
できること、入居者さんに喜んで頂けること、そんな視点で不動産投資、
大家業を考えてみるのも良いのではないか、と思います。

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