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【花粉症の季節 じゃあどうするー2】

先日のニュースで話していました、
3月中旬になり、花粉もスギからヒノキへ移行しているそうです。

娘の症状もかなり軽くなってきました、
少しでも症状が軽くなっている方が増えている事を祈っています。

さて、今回漢方では
どのように花粉症のアレルギーに対応していくか?の続編です。

前回、花粉症は
体の中の余分な水分が「痰湿(たんしつ)」となり、アレルギー反応を引き起こす原因となります
と書きました。

では痰湿を取るにはどうしたらよいでしょうか??

答えは「その人のカラダの状態により対応を変える」です。

簡単に水分を出すだけではなく、
熱を冷ましながら水分をとるのか、温めながら水分をとるのか?により対応を変えていきます。

鼻水が透明な方
体が冷えている、鼻水が垂れてしょうがない!ぞくぞくする症状が伴う人は
「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」を試してみて下さい。
花粉症の代表的な薬になります。
発汗も促すので、飲んだ後は汗をかきますのでそこは心配されずに。

カラダの冷えが強く、且つ上記のような花粉症の症状がある
お年寄りや体力があまりない方には
「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」
をおススメします。
こちらも小青竜湯と同様若干発汗しますので、漢方薬の薬効ですので
心配なさらずに。

鼻水が黄色かったり、花粉症の症状が1か月以上長く続いている方には
「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」がおススメ。
特に鼻づまりを解消し、体の熱を冷ます効果がありますので、
呼吸が楽になるはず。
ただ、胃弱の方には少し強い生薬が入っていますので、ご注意ください。

日頃から貧血の方で、花粉の症状プラス頭痛が強い方には
「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」がおススメ。
体の熱を冷まし、血管を拡張して血を巡らせ頭痛を止める効果があります。

!!注意!!
全ての漢方薬は、3日飲んで改善がみられない場合は、使用を中止してください

漢方薬エキス剤(薬局で販売している顆粒の物)などは、
飲みにくいと感じる方もいらっしゃると思います。
その場合は、お湯に溶かして飲んでみて下さい。

漢方薬名の最後に「湯」とついているのは
もともとは、煮出して飲む薬湯の処方ですので
お湯に溶かすことで、体に早く吸収され効果も期待できます。

辛い症状に少しでもお役立ち情報になれば幸いです。






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