教員採用試験~願書はこう書く!
けい先生です。志望動機と自己アピール欄について、解説します。そもそも志望動機と自己アピール欄は、2次試験の面接における質問にするために設けられているものです。「ここを聞いてほしい!」ということを書くのがポイントです。では、始めましょう。
1.志望動機
どんな子どもを育てるために志望したか、また、それはなぜか、きっかけやエピソードを踏まえて、説明する。
強い志望の意思を、形容詞などに頼らず具体的な記述で説明する。
2.自己アピール
自分の経験や知識が、子どもたちの教育にとってどのような利点があるのか説明する。
講師経験がなくても、学生時代にどんな勉強をしたかが説明されていればよい。社会人枠ならお仕事の経験でOK
講師経験がある場合は、学校現場での実践を必ず踏まえる。
3.補足説明
志望動機で採点者が知りたいのは、「この受験生は、子どもたちをどう育ててくれるのか?」ということです。「尊敬する〇〇先生はこのような教育をされ・・・」とエピソードが長くなり、この最重要ポイントが強調されないのはもったいないです。それと、強い志望の意思は「ビジョンの具体性」で表現してください。「強く(志望します)」などの形容詞は使ってもよいですが、それほど効果的ではありません。
自己アピールについて、経歴をずらずら並べてもさほど効果的ではありません。ここでも採点者視点が重要です。採点者とすれば、「この方はどんな勉強をしてきたのだろう。学校教育で生かされる経験なのだろうか」「講師経験があるけれども、熱意をもってちゃんと指導をしてきた人物なのだろうか」が気になります。「わたし頑張りました!」アピールで終わっている自己アピールは、やはりもったいないです。
4.まとめ~美辞麗句は評価されない
絶対に合格したいという意思が強いほど、文章の書き方にこだわります。事実から申し上げますが、「ちょっと拙い文章だな」と思った方でも合格しています(富山県)。美辞麗句は、むしろ逆効果で「自分を飾っているのかな?」という印象を与えます。
文章の巧拙は、非論理的でない限り、重要ではありません。大切なのは、あなたの子どもに対するまなざしと熱意です。なお、願書は入り口に過ぎません。面接官は聞きたいことは徹底的に質問します。自分が自信をもって答えられる、本当のことを書いてください。合格応援しています!
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