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芥川「羅生門」の授業アイデア

けい先生です。高校の定番教材として、「羅生門」は新課程になってからも教科書に取り上げられています。国語の先生だけではなく、むしろいろんな方々に面白い授業を考えていただき、教育について身近に感じてほしいと思います。

多義的なとらえ方、解釈を許す所の取り扱い

  • 例:下人は何故、老婆の行為を許すべからざる悪と考えたのだろうか

個人の読み、解釈に関わる部分は、授業の中で何人もの意見を聞き、整理して教室全体のものにします。

子どもたちの意見を大切に

ここで大事なポイントは、生徒の発言はすべて板書することです。聞いて終わりにしないことが重要です。生徒の発言は大切に取り扱いましょう。記録を取れば、あなたにとって一生モノの宝物になることもあります。なお、クラス全員に聞くわけではありませんよ。念のため。授業の展開の中で、どれだけの時間を割くかを事前に考えておいてください。

ここでの問いは、最後(「単元」の終わり)の感想文、あるい考査で「~について自分の意見や感想を記せ」といった設問で問い直します。これが、重要な振り返りになります。


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