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【数学】解と係数の関係1
対象:定期試験以上
今回は 解と係数の関係 について確認します
$$n$$次方程式の解がわかっていれば,因数分解することができました
2次方程式については,因数定理を用いる前から使っていた事実です
![](https://assets.st-note.com/img/1689843769498-p4LL44F7AU.png?width=800)
この因数分解は単なる式変形(つまり恒等式)であることから
解と係数の関係が導かれます
![](https://assets.st-note.com/img/1689843885361-lUob8KgewM.png?width=800)
結局 次の同値関係を使って表現を変えた っていうことです
![](https://assets.st-note.com/img/1689843911208-lhvJfpoSkE.png?width=800)
つまり 解と係数の関係を用いて解答を得た ということと
因数分解をして解答を得た という2つのことは
やってることが全く同じだ ということになります
解と係数の関係を用いるメリットの1つに 対称式の値 があります
![](https://assets.st-note.com/img/1689843940418-8OR7hIRWG4.png?width=800)
解と係数の関係で得られる $${\alpha +\beta}$$と$${\alpha \beta}$$は
$${\alpha}$$と$${\beta}$$の基本対称式です
![](https://assets.st-note.com/img/1689844044746-gMhtwd9zxc.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1689844191286-8mz9jAl59n.png?width=800)
まともに計算すると $${x =-2 \pm \sqrt{3}}$$ となり
一方を$${\alpha}$$,他方を$${\beta }$$として 代入することになります
対称式の値ですから ラクをしましょう
今回は実数解でしたが
方程式の解が 虚数解 のときにも成り立ちます
さて もう1問
![](https://assets.st-note.com/img/1689844211518-TGEyL3CiMr.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1689844238326-qPUgkpJgdd.png?width=800)
問題では具体的に書かれていませんが,対称式の問題です
![](https://assets.st-note.com/img/1689844529745-696b6heS4n.png?width=800)
ですから,解と係数の関係を利用しましょう
次回につづきます
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