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【数学】解と係数の関係1

対象:定期試験以上

今回は 解と係数の関係 について確認します

$$n$$次方程式の解がわかっていれば,因数分解することができました
2次方程式については,因数定理を用いる前から使っていた事実です

この因数分解は単なる式変形(つまり恒等式)であることから
解と係数の関係が導かれます


結局 次の同値関係を使って表現を変えた っていうことです

つまり 解と係数の関係を用いて解答を得た ということと
因数分解をして解答を得た という2つのことは
やってることが全く同じだ ということになります


解と係数の関係を用いるメリットの1つに 対称式の値 があります

解と係数の関係で得られる $${\alpha +\beta}$$と$${\alpha \beta}$$は
$${\alpha}$$と$${\beta}$$の基本対称式です




まともに計算すると $${x =-2 \pm \sqrt{3}}$$ となり
一方を$${\alpha}$$,他方を$${\beta }$$として 代入することになります
対称式の値ですから ラクをしましょう

今回は実数解でしたが
方程式の解が 虚数解 のときにも成り立ちます
さて もう1問






問題では具体的に書かれていませんが,対称式の問題です

ですから,解と係数の関係を利用しましょう

次回につづきます


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