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徹底考察『キャプテン翼』はマンガジャンルの全てを網羅しているのではないか説

こんにちはこんばんわ。マンガアプリ『アル』で窓際ライターをさせていただいておりますもり氏と申します。マンガが好きな方はアプリをダウンロードするしかない案件のアレがこれです。

私事で恐縮ですが2021年5月30日時点の話ですが【キャプテン翼 ライター】で検索するとなんと私のnote記事がワンツーで表示されるというこのありがたみです。

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これこそいわゆるなにィ案件です😌(最近見たらちょっと下がってましたが)

さて、今回は『キャプテン翼』はマンガジャンルの全てを網羅しているのではないか?説を実証していくべく進めていきます。

いやいや何言ってるんだこの人、、、と思われることもあるかも知れませんが「となりのトトロ」を鑑賞し終えた直後の心境を思い出しながら優しい気持ちで読み進めていただければ幸いです🙇‍♂️

そんな訳で、すごいプレイならぬすごい説を繰り広げてみようと思います。

【スポーツ】

はい、これはもう言うまでもないでしょう。『キャプテン翼』はサッカーマンガです。

小石を1000個集めてくるというサッカーの練習ではよくあるシーンも描写されています。

ボールに乗ったままセグウェイよろしくスーーーーッと進んでいくシーンもサッカーマンガならではと言えるでしょう。

ここはもう異論がある方がいらっしゃらないと思いますのでサクサクと次に行かせていただきます。

【バトル】

来ました。そうです。サッカーは格闘技を体現する存在。それこそが『キャプテン翼』の真骨頂です。

格闘技と聞いて脳裏に秒で浮かぶのはやはりタイユース代表キャプテン、ブンナーク君でしょう。元ムエタイ戦士でもあるブンナーク君の激しいプレーは何故審判が即退場にしないのか不思議に思ってしまうくらいの攻撃性です。

さらには石崎君が顔面を犠牲にして試合中殉職するシーン。バトルもののドラマでよく見る展開に思わず目頭が熱くなります。

さらに空手キーパー若島津健君が道場で練習するシーンではもうこれはサッカーマンガだったのかどうかすらわからなくなってしまうほどにしっかりとした百人組手の様が描かれております。若島津君、道着が似合いますね。

そして弟子の新田くんも若島津に師事し練習に加わるシーンが描かれることで一層格闘マンガの様相を呈していきます。

あの犬山圭吾5段もこの認めっぷりです(犬山5段が登場するのはこのシーンのみ)。

そして極め付けはブラジル代表の10番リバウールの腹筋パスでしょう。うりゃあ!

バウッ、という効果音も最高です。最早腹から放たれし必殺技です。これは流石の仕事師ヘルマン・カルツもなにィの一言です。

と、いうことで『キャプテン翼』はバトルマンガと表現するに全く問題はないと言えるでしょう。

【恋愛】

これだけは言わせてください。『キャプテン翼』の3割は恋愛要素で占められています。

皆、愛するなにかのために戦っています。そうです、『キャプテン翼』は様々な愛の形をサッカーというスポーツを通して表現している作品なんです。

それは無印のキャプテン翼、最終巻の翼君の告白シーン然り。

そして数あるキャプ翼の恋愛要素の中でも今後100年先まで語り継がれることが決定している名シーンがこちら、光と美子と幸せの白いハチマキです。いつ映画化されてもおかしくはないでしょう。

北海道代表ふらの中学サッカー部のマネージャーであり、家庭の事情で全国中学生大会準決勝、南葛中学VSふらの戦の試合後、ロンドンに旅立つ美子が白いハチマキに白い糸で表現したふらの中学サッカー部キャプテン、松山光への想い。
白いハチマキに白い糸の刺繍でどうやって発見できたのかという問いについては、愛だからとしか言えません。
愛は時に常識を凌駕するのです。涙なしには読めない作中屈指の恋愛エピソードです。

さらに南葛中学サッカー部、大空翼君の2個下のマネージャー杉本久美ちゃんの話もしない訳にはいきません。

溢れる翼君への恋する想いを吐露するも、すでに翼君には意中の人がいることも知っていて、それでも自分の想いを隠すことなく伝えた久美ちゃん(当時中1)には頭が下がる想いです。

翼君と早苗ちゃんの仲を急接近させてくれたのも、ある意味久美ちゃんなのではないでしょうか。そう考えると作中でもかなり重要なキャラクターだったんだなぁと感じますね。。

そしてさりげなく抱きつきにいく久美ちゃんの女子力に脱帽です。

この心の声の長さに愛の深さが滲み出ています。背景に映る大谷クリーニングさんがなんだか牧歌的ですね。

【ギャグ】

抱腹絶倒のギャグ要素すら補完している点がキャプ翼のキャプ翼たる所以です。

中でも注目したいのがカミソリファイター早田誠のオリジナルギャグ、そーだそーだオレ早田です。

あのSGGK(スーパーがんばりゴールキーパー)森崎にもそのギャグは伝染しています。

そしてこの立花兄弟の凄技、ご存知スカイラブハリケーン。ここまでくると一周回ってギャグの域です。

からのあの酒好きでお馴染みのマドリッド五輪サッカー日本代表監督、吉良耕三氏の突然の禁酒宣言です。

小学生チームを率いていた頃から部室で酒を浴びていた吉良監督を知る読者からするともうフリにしか聞こえません。

と、いうことで決してギャグがメインではないですがギャグ的要素も内包している作品であるとも言えますね!

【学園もの】

やはり学園ものとしての作品の秀逸さを語らない訳にはいかないでしょう。

作中の端々から感じるこの学園もの感。

主人公の大空翼君がヒロインである中沢早苗ちゃんをかけてボクシング部のエース神田とサッカー部を退部する覚悟まで決めて決闘を挑むシーン。学園ものならではの展開です。

さらにはライバルであり盟友、日向小次郎と松山光が互いの気持ちを爆発させる名シーン。これぞ学園ものの真骨頂です。

さらには南葛高校の合格発表で補欠の1番と2番で選ばれて喜びを分かち合う石崎と浦辺のシーン。これはもうまさに学園でしかないですね。

以上の観点から『キャプテン翼』は学園ものマンガでもあると言ってしまっても良い気がしています😌

【ファンタジー】

そう、サッカーのピッチはファンタジーを体現する場所です。様々なコマからそのエッセンスは感じ取ることができます。

ファンタジーの象徴といえばやはりドラゴンです。

ドラゴンが登場するマンガにファンタジー要素がない訳がありません。

最終的にはフェニックスすら登場です。ファンタジー・オブ・ザ・イヤーを獲得してもなんら不思議ではないほどのファンタジーぶりです。

以上の観点からファンタジー作品でもあると言ってしまっていいのではないかという気がしている今日この頃です。

さらにはファンタジー要素全開のあの作品との相違点も、、詳しく知りたい方は下のリンクをクリックしてください。

【ミステリー】

どれだけ考えても想像の遥か上を超えてくるミステリー要素も作品のたまらない魅力と言えるでしょう。

一例を挙げるとすればこちら、ご存知立花兄弟のスカイラブハリケーン2段発信のシーンです。

なんとシュートの後着地に失敗しそのまま勢い余って2人ともゴールポストに激突!そんなことある!?かなりミステリアスな展開です。

そして激しい試合の連続で身体がボロボロの大空翼に対して何故か勝てない日向君。これもかなりミステリアスです。何かとてつもない力が働いているのでしょうか。

さらにそんな偶然があり得るのか?というシーンがこちら。ご存知スパイクと地面との摩擦でフィールドを抉りながらその反動で強烈なシュートを放つ日向小次郎の代名詞、雷獣シュート。

試合中に日向が放った3本の雷獣シュートが奇跡的に日本ユースの勝利を宣言するV1の字に!

ミステリーなのか日向が意図的に狙っていたのかは誰にも分かりません。

自分で書いててかなり苦しさを感じましたがなんとか乗り切った気がしています。

【SF】

やはりキャプ翼といえばSF要素満載という認識をお持ちの方も一定数おられることでしょう。

その代表格が立花兄弟。存在がほぼSFです。

さらにはサウジアラビアユース代表魔人バルカン君です。これは間違いなくSF(ごくっくらしている)認定です。

お次は相手の技は全て自分のものにしてしまう男、大空翼のバク転バク宙からのオーバーヘッドです。どう考えてもSF(ごくットワークがいい人)認定です。

さらには明和FCの面々が次々とガシガシ襲いかかる明和特攻スライディング部隊です。どう考えてもSF(ごく悪質なァール)認定でしょう。

からの日本代表の巨漢DF次藤洋のこの台詞です。いうまでもなくSF(リムになった次藤は死身)認定です。

ということでSFの定義とは?という話にもなりかねませんが概ねSFマンガと言っても差し支えがないレベルまで来てそうな感はありますね。

【サスペンス】

キャプテン翼のサスペンス要素といえばやはり交通事故です。作中のあまりの交通事故の多さはサスペンスドラマも脱帽です。

若島津が小学生時代に子犬を助けるシーン。この怪我が原因で大会への復帰が遅れてしまう事態に。

さらには猛虎・日向小次郎の父も交通事故に。

松山君の彼女、美子も交通事故に遭うという展開。キャプ翼の世界の交通マナーはどうなっているのか。。

あのフィールド・アーティスト岬太郎も義理の妹を庇って事故に遭います。

原点は幼少期の翼君でしょうか。偶然サッカーボールがクッションになって助かったサッカーの神に愛されし男大空翼。
この奇跡が起こったからこそのあれだけの物語が生まれた、その全てのきっかけも交通事故にまつわる伝説エピソードだったという展開です。

誰も異論はないでしょう。サスペンス要素ここに極まれり、ですね。

【萌え】

『キャプテン翼』における萌え。思うにそれは大空翼と岬太郎の関係性にみるこのなんともいえない距離感です。

翼君に向けてメッセージを送る際の岬君のこの表情、友情以上の何かを感じます。

さらには日向小次郎と若島津健との関係性に見る萌えです。同い年なのに日向のことをキャプテンと呼ぶ若島津。これです。

思えば小学生時代からキャプテンと呼んでいたのですね。

ちょっと意味深なキャプテン、という台詞と表情がまた萌えます。

以上の観点から萌えマンガとしても人気が高いことを信じて疑わない私でした。

キャプテン翼こそがジャンル

キャプテン翼は様々なジャンルを内包した作品である、ということを語って参りましたが、記事を書いていながら感じたことは『キャプテン翼』という作品自体が1つのジャンルとして確立されている確信を得ました。

だからこそここまで長年、多くの読者に愛されるのでしょう。キャプ翼こそがジャンル、キャプ翼こそが至高。以上の結論を持って、本記事を締めさせて頂きます。
様々なご意見があるかと思いますが、賞賛以外の感情が生まれたアナタ、その気持ちはそっと胸の奥にしまって、切り替えて次の道に進んで頂ければと思います。

最後に一言、サッカーが、そしてキャプ翼が大好きです。ここまで読んでいただきありがとうございました!





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