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TEDx Suzie SheehyのThe case for curiosity-driven researchを聞いて

好奇心を絶やさないことの重要性を教えてくれるトークです。


スピーカーは、17世紀のある科学者J.J.トムソンの例を挙げています。彼は、知的好奇心による研究に没頭しているうちに、私たちが現在電子とよぶものを発見した。これは、単なる電子というものが、偶然に発見されただけで、彼はこの物質を応用しようというするつもりすらなかったというか、この研究自体に応用性は全くなかったと言えます。しかし、その研究自体に応用性がないからと言って、意味のないものとして簡単に切り捨ててしまっていいのだろうか。ここに、今日のスピーカーの真意が含まれています。というのも、現在私たちが、暮らす環境では、電子はあるゆる場所に使われており無くてはならない存在です。例を挙げるなら、テレビや、携帯、電子レンジ、ついには宇宙の本質を探るための物質として、すべてを挙げていると枚挙にいとまがありません。

ここで、大事な本質に戻ってみましょう。上に挙げた便利なものたちの基礎となったのは誰だったでしょうか。

そうです17世紀に電子を発見したJ.J.トムソンです。好奇心に駆られて研究をしていた科学者なのです。

今日のスピーカーがいいたいことは、みなさんももうお分かりですね。好奇心に駆られる研究者をもっと重視すべきだということです。

ただ、その結論で終わらせるのは浅はかすぎる気もします。日本では大学の基礎研究費がますます削られ、実用的ではない研究を切る傾向にあると言えます。スピーカーは少し言っていたかもしれませんが、意味のないことにもっと目を向けなければならない。みなさんも、経験があるでしょう。意味のないと思っていた勉強や雑学、先生の無駄話、これらが、後々時間がたった時に、ふと点と点が繋がったかのように理解できること。そして、意味のないものを削った、日本の行く末はどうなるかもうわかりますね。小中高と試験、受験のための勉強しかしてこなかった人って中身が薄いし面白くないんですよね。一方で、好奇心に駆られて勉強していた人って、限界がないし、話に深みがあるように感じます。日本も前者のように、中身のない面白くない弱い国になってしまうのではないかと感じます。

そして、私は最後に好奇心に従うべきだと言いたい。いつかのノートでも書きましたが、子供のうちはやりたいこと、興味がしっかりあるのに、大人になるにつれて、夢や好奇心を失って生きがいをなくしている人が多いように感じます。その好奇心に従った行動は、必ず世界や人々の心を動かす原動力になると信じています。私も含め、もう一度、自分の心と対話し、真の目標を見つけられると良いなと思います。

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