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7/6 thu. 良い「しつけ」とは

今日も、自分の内面に目を向ける日記を書く。
感情や出来事の言語化だ。

Twitterがきっかけだったか、山口周さんのvoicyを聴いた。
非常に論理的に話をする方で、背景となる知識の豊富さにも驚いた。
ものすごく読書をする方なのだろう。

その中のコンテンツに、「呪いについて」というインパクトの強すぎるものがあったので聴いてみたところ、大変面白い切り口であった。

曰く、
呪いとは「他人の行動や可能性を奪う言葉」で、現代にはその呪いが満ちている。
という。
現代では情報(言葉)が溢れ、呪いの数がとても多くなってきている。日本では特に多く、呪いにかかると人生に閉塞を覚える、下手をすると生涯逃れられない、とまとめられていた。

私が特に面白いと思ったのは、以下のポイントだ。

日本の親や先生がかける呪いには共通項があって、
1 禁止命題(〇〇するな)になっている
2 自己規定(私は〇〇)、他者規定(あの人は〇〇、アメリカ人は〇〇)に
  ネガティブなワードが含まれている
このどちらかの特徴を含んでおり、特に日本の公共の場には1が溢れていると。。

これは目から鱗というか、まさにその通りだと思った。
特に1は、子供にかけがちな言葉だ
「迷惑をかけてはいけない」「喧嘩をしてはいけない」など

確かにこれによって、こどもの潜在的な能力の発揮を拒んでいる可能性がある。
しかし、この「呪い」とはいわゆる「しつけ」と同義ではないか。
ともすれば、古くから当たり前の日本での教育法とも言えないか。
しつけは、子どもの行動を形成し、社会的規範に従って行動するように教えるプロセスであり、日本で生きやすくするためのものである。

しつけがダメで、放任が良いということか。
そうではない。

しつけにはもう一種類ありそうだ。
それが、「ポジティブで、オープンなしつけ」ともいうべきものだ。
例えば、
・子どもが努力したり良い行動をしたときに「褒める」
・「どう思う?」と聞いて、意見を述べる機会を与える
・選択肢を提示し、自分で「決断する」機会を与える
・子どもと一緒に料理や工作をして「協力する」
・感情を「正直に」表現することを奨励する
・親がポジティブで、子どもの「規範となる」

などが挙げられる。
この「ポジティブで、オープンなしつけ」というアプローチを通して、子どもが自分自身で感じ、考え、決断しながら成長できる環境を提供するのが親の役割なのだ


「ネガティブなしつけ」や「呪い」は古くから描写されてきたが、実生活でもさまざまな場面で顔を出す。少なくともその時にハッと気がつく、子供に「間違えた、ごめん」と言える親でありたいなと思う。



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