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エンパスの人に届きますように(3) エンパスからエンパワーへの道

人の感情、特に負の感情をまるで自分のもののように感じて苦しいエンパスの方へ

エンパスのあなたは、
” 心はひとつ “という表現がありますが、まさしくその感覚をキャッチコピーでもなんでもなく確かなるものとして感じる素質です。
心という表現だと曖昧になり、マインドだと捉える人もいればハートと捉える人もいるので、意識という表現にします。
” 意識はひとつ “

英語で、Sentienceという言葉があります。
3の説明を読んでみて下さい。

日本語WordNet(英和)での「sentience」の意味

sentience
名詞
1. 感覚をを進んで認識する気持ち
(the readiness to perceive sensations)

gave sentience to slugs and newts- Richard Eberhart ナメクジとイモリに注目した−リチャード・エバーハート
2. 外の世界を理解するのに使われる機能
(the faculty through which the external world is apprehended)

3. 基本的な、または識別の生じていない意識の状態
(state of elementary or undifferentiated consciousness)

weblio 英和辞典より

undifferentiated、識別の生じていない状態、簡単に言うと、未分化な状態だということです。
他人の心(意識)と別々のものではない状態だということです。
この基本的な状態を本来誰もが持ち合わせているのですが、殆どの人は成長の過程でこの感覚を、他人とは別の存在である自分という個なる存在感覚を強めていく中で失ってゆくのです。
つまりあなたは、未だ失うことなく持ち続けているからエンパスなのです。

人の話を聞くとき、自分を消して(=相手そのものとなって)聞くことができるでしょう?
だからこそ目の前の人の心が今必要な行為や言葉をかけることができる。
その瞬間、相手の心に灯りが灯り直し、ぱっと明るい表情が顔を出す。

そこでいつもは、意識の対象が相手のまま、明るい表情を見て良かったと感じていると思います。

ここです!
この瞬間に、意識の重心を自分に移すのです。
そして、自らの為した力を感じるのです。
そのまま相手の気持ちを自分のものとして感じ続けるのではなく、ここで自らの力を強く感じるのです。

なぜなら、目の前のその笑顔や感謝の意はあなたが生み出したのですから。
もっと詳しく言うなら、
相手そのものとなって話を聞いたあと、
あなたは、あなたの生み出した行為や言葉によって相手の世界を明るくしたじゃないですか。
それこそが、あなたなのです。
自分自身に対して、それまでとは違ったハッとする感覚を得るかと思います。


個としての自分と考えるとき、
“ 私 “という能動的な強いものを考えがちですが、
受け身から生み出す” 私” も同様に、時にそれ以上に強いものなのです。
なぜなら、今いる世界全体に灯りを灯しているのだから。

相手の意識状態が変わった瞬間、重心を自らの内に置くこと。
このポイントで気づいてください!
(気づかない限り、同じループをぐるぐると回り続けるので)

その時、それまで優しいだけだったあなたの内で、力が活性化し始めるのが感じられます。
まずはこれを続けて癖にして下さい。
その都度、自らの内に力が溜まっていきます。
この力が後に、エンパス(共感)からエンパワー(力を与える)へと変容する素になります。


(写真 / 散歩の時に出逢った、光に向かって背伸びしているハイビスカスの花)

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