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Numero Groupってレーベルが素晴らしすぎるんだけどもうっ!

皆さんNumero Groupというレーベルは知っていますか?


このレーベルは2003年に設立されたアメリカのレーベルで、誰も知らないようなアングラサイケやレアグルーヴ、アンビエントなどのアーティスト音源を掘り返してLPやCDにして発売しているといった感じです。
元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さんもこのレーベルをよくチェックしているそうです。

というわけでこのレーベルから出てるアルバムで個人的にたまらんわこれ〜と思ったアルバムを何枚か紹介していきます。

1. Carlie Megira : Tomorrow's Gone

この人はイスラエル人のギタリストで惜しくも2016年、45歳で亡くなってしまいました。(死因は自殺らしい)
15年の活動期間の間に7枚のアルバムを録音したのですが、媒体がCD-Rだったためそのほとんどが今の機械では読み込めなかった............
ところをNumeroが音源を発掘しコンピレーションアルバムにして2019年にリリースしたのがこのアルバムです。
坂本慎太郎さんも2020年のベストアルバムに選んでいました。

この人の音楽を一言で表すなら

あの世から聞こえてくるロカビリーミュージック

だと思います。ヘロヘロで時々光線銃のような音が飛び出すギターはスペーシーでジョー・ミークを連想させられます。
そして異様なほどリバーブがかかりまくっているボーカル(ギターも)!!

見た目もヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーに混じっててもわかんねえような感じで最高です。気になった方はぜひ!

2. Trey Gruber : Herculean House Of Cards

Trey GruberはTwin PeaksやMild High Clubなどの楽曲への参加で知られるUSのシンガーソングライターです。
26歳の若さで亡くなってしまった彼が生前に録音した数百にも及ぶデモトラックから、友人や家族が選んばれた25曲をLPにしてNumeroがリリースしたのがこのアルバムです。

これほんとに2000年代に録音されたのか?!とわいうような70年代SSWの香りがムンムン漂い、淡いサイケデリアでメロウに彩られた楽曲達はインディーロックファンのハートを百発百中射抜いてくれること間違いなしです!!!
どこかシド・バレットのような儚さ、ジョン・レノンを想起させるような声に心震えます!

3. Spontaneous Overthrow : All About Monney

84年にUSニュージャージー州のデュオによって自主制作されたこのアルバム、今ではオリジナルのLPが2017年のDiscogs史上最高額のダンスフロア・レコードの4位にランクインした超激レア盤なんです!!
そんなアルバムをNumeroがLPでリイシューしました。

この脱力感がすごいふにゃふにゃなシンセサウンドにのっかるヘロヘロボーカル+ダブ効果で聞いてるこっちが溶けてしまいそうなDIYソウルミュージック!!
シャッグスやキャプテン・ビーフハートなどが好きな人にはピッタリだと思います!

4. Love Apple : S/T

Love Appleは70年代後期にオハイオのカルト・シンガー/プロデューサー、Lou Rgalandと僅かな期間の間にパートナーシップを組んでいた女性3人組です。
そのLove Appleがひっそりと残したリハーサル音源をまとめたものがこのアルバムです!

生々しいドラムのリズムにピアノとギターが絡み合う最高のソウルミュージック!
ベースがいないので音がスカスカしているのですが、これがまたスライの「暴動」みを感じてたまりません。
そのサウンドに乗ってくるソウルフルなボーカルにデモテープ的なザラっとした質感が最高です!
坂本慎太郎さんもフェイバレットにあげていました!

以上個人的おすすめNumero Groupのアルバムたちでしたー!
これからも魅力的なLPをどんどんリリースしてくれると思うので、これからも目が離せません!!

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