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【あなたが答え】マジックは、どれも正しい。どれも、正解。

 大学2年生の時、マジックサークルの伝統で、弟子ができるのですが、当時僕は、4人のカード・マニピュレーション弟子(1年生)がいました。

 1人は小柄な女の子、1人は背の高い男子、1人はクロースアップマジック経験者 … とまちまち。

 4人というのは異常な数字で(多くても2、3といったところ)、ここから、3、4ヶ月かけて「1人だけ」へと足切りがなされていく。

 その中で印象的だったのが、

 「僕と全く同じようにやってもらっても、見え方が異なる」

 ということ。

 これは僕の教え方や伝え方の問題ではなく、1年生たちの素養の問題でもない(ここで言いたいのはそういうことじゃない)。

 身長が違う、髪型が違う、顔が違う、体型が違う、手の大きさも、手の骨格も違う。。

 となると、同じトランプを持たせて、同じように指示して広げさせて、同じ姿勢をさせても、何かが、違う。違って見える。

 これは、「僕」と(僕の)「師匠」とでも同じことがあった。

 師匠がやると正しく見える。俺がやると何か違って見える

 僕が見せる、綺麗に見える。そのまま弟子たちがやる、違って見える。という具合。


 ビジネスの方法論を、ここのとこまた一通り学ぶ機会があった。
 (学生の頃の経営学部の、かすかに残っている記憶と結ばれる瞬間が嬉しい。)

 いろんな流派のような、道、手段がある。

 どれも正しいのだと思う。

 どれも、その通りにできれば、うまくいくのだと思う。

 でも、

 「この人はこれ」
 「この人の場合は、こう」
 「この人はなぜか、こうした方がいい」…

 というのが無数にあるのだと思う。星のように。

 「俺がうまくいったから、あなたも」とは言い切れないし、「あの人がダメだったから、あなたも」ということでもない。

 全部ある。

 ならば、伝えられることは、精一杯の愛。哲学。実践と血肉。

 その上で、

 「あなたはこうした方がよく見えるね」
 「君はこうでいいんだね」
 「俺はこうしたよ」

 と対話を続けるしかない。それでいい。


 Matty

 P.S.  個人的には美しいものが好きですが。

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