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トロルの気持ちになって考えた②(008)

子どものころ、私は母のおかげでたくさんの絵本に囲まれていた。

大人になってから、また読んでみると

当時の記憶が鮮明によみがえり、とても心あたたかくなる。

部屋のじゅうたんの感触

畳の匂い…

手作りチョコレートケーキの味…

揚げたてのコロッケ…  

忘れていた昔のことが、一気によみがえる…

それが絵本に秘められたパワーの一つだ。

そして、昨日の続き(笑)

幼稚園児から大学生までが、一緒になって

「三びきのやぎのがらがらどん」のお話を、ごっこ遊びした。

大学生は気合を入れて、トロルを

幼稚園児、小学生は、がらがらどんになって、橋を渡っていく。

もちろん、最後は大きいやぎのがらがらどんに、トロルは木っ端みじんにされるのだ。(大学生迫真の演技)

家に帰ったその夜に

幼稚園児のママさんから

「がらがらどん来たら、どうしよう… なんかトロルいる気がする…と布団に入っています(笑)すごく楽しかったと言っています。」とLINEをいただいた。

絵本の魅力の一つは、こうやって疑似体験することで、

ありえないことをやった気になる経験ができることだ。

そんな忘れられない経験を

幼稚園児から大学生までが一緒に、しかも真剣に遊んでて

それをそばで見守れる幸せ…

これが私のパワーの源だな…と、しみじみ感じる夜でした。

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