手縫いの味。
皆様こんにちは。
今回は少しマニアックな手縫いのスーツについて語ってみたいと思います。本当はイタリア旅行記のマニアック編を書きたかったのですが、準備が間に合いませんでした。いずれ書きますので少々お待ちください。
さて、手縫いのスーツ‥つまりハンドメイドスーツについてどう思われますでしょうか。一般的にはとても高額なイメージですよね。それは間違いありません。今回したいのは価格の話しではなく、主に「着心地」そして手縫いに意味があるのかを考えてみます。
個人的な考えだけでなく、名前は出しませんがいろいろな方に伺った結果も合わせて述べさせていただきます。
手縫いのスーツの着心地はどうなのか?
筆者は手縫いのスーツ、またはジャケットをそれなりに所有しています。既成のものもありますし、ビスポークしたものもあります。ビスポークしたスーツは手縫いが基本となりますので、着心地が良いスーツ=手縫いのように思っている方もいるようです。
しかしながら筆者の率直な思いとしては、手縫いだから着心地がいいという意見には少し懐疑的だということ。ビスポークが着心地がいいのは手縫い云々ではなく、パターン(型紙)を体に合わせていることの方が大きいと考えています。
手縫いのスーツが着心地が良いとされているのは、手で甘く縫うことで着込んだときに生地が体に合うようにズレるからと言われています。
これについて業界の方に聞いてみたところ以下のようになりました。
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