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古着・ヴィンテージのブームと違和感。

皆様こんにちは。
2022年になりました。本年もよろしくお願いいたします。
さて2022年最初の記事は「古着・ヴィンテージ」について。といっても筆者は古着やヴィンテージに詳しくありません。
ただ昨今ではとても人気のカテゴリでブームのような状況となっております。

なぜ古着やヴィンテージがブームなのか、そして個人的にはこれについて違和感を覚えているところがあります。
今回はそんな古着・ヴィンテージブームについて思うことを記事にしてみました。
興味がある方は是非ご覧ください。

古着とヴィンテージは実は違うもの?

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古着:いわゆる中古のこと
ヴィンテージ:1990年以前のアイテムで状態が良く、価値があるもの。

古着の中にヴィンテージというジャンルがあるようなイメージになります。
これは服の場合。

時計になるとヴィンテージウォッチは1950年代~1970年代を指し、アンティーク時計になるとそれよりも前になるようです。
「日本アンティーク時計協会」なるものによると50年以上前の時計をアンティーク時計と定義しているようです。

もともとアンティークという言葉が100年以上前を指すのが一般的で、それを全部に当てはめるのはどうかということのようです。
服の場合は100年以上前というのはちょっと考えにくいのであまり考える必要はないのかもしれません。

なぜ古着やヴィンテージがブームなのか?

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ファッション業界のトレンドは20年周期で回ると言われています。
そう考えると1990年代後半から2000年くらいにも流行っていたような記憶があります。
それでは現在の古着やヴィンテージは単純に周期で流行っているのか?と言われると必ずしもそうではないように感じています。

1つ目の理由は服への興味の低下。
ファッション誌は売れないし、ファストファッションを中心として低価格帯のブランドや、ラグジュアリーブランドは生き残っていますが、中間のブランドは非常に厳しい状況に置かれています。
趣味が多様化する中で服に興味がない方が増え、そういう方にとってはファストファッションで十分ということです。

2つ目の理由はメルカリとSNS。
メルカリだけではありませんが、個人間で服の売買が容易になったことがあります。程度の良い古着を低価格で手に入れられるのは魅力的です。
SNSによる発信もそうです。Instagram等で古着屋さんが発信するだけでなく、古着好きが発信する情報もブームになった要因だと思います。

3つ目の理由は他者と違う装いをしたい。
個人がSNSによる発信をすることになって、服好きの中で個性を表現したいという人が増えたと思います。古着やヴィンテージは個体差も大きく、全く同じ状態のものはないといっても過言ではありません。
そうしたアイテムを上手く使うことで他者との違いを生み出すわけですね。

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