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いりえの営業記録(4月13日〜4月19日)

振り返り⑨はこちらから。

4月13日(土)晴れ

この日、ハリ書房さんの地元である新潟からテレビ局の方々がお越しになりました。午前中からお昼にかけて、移動書店オープン中のハリ書房さんに密着取材されていたとのこと。

夕方前には神保町にもいらっしゃり、間借りで本屋にチャレンジすることの利点について聞いてくださいました。オンエアされた内容はYouTubeでも見られます。私もほんの少しだけ喋らせていただいているので(途中、顔がテカテカで恥ずかしいですが)よろしければ!

4月14日(日)定休日

各所でいろいろな用事を済ませるため、トータルで5時間ほどバス・電車移動に費やした一日でした。

4月15日(月)晴れ

ハリ書房さん、ごーすと書房さんとの合同イベント「みっつの本屋」2回目でした。

もともとの場の借り主であるハリ書房さん、そこに間借りしているいりえ、その空間へさらに出張して来られるごーすと書房さん。みっつの本屋が入れ子構造のように集まるユニークなイベントです。

これまでお店ではスマホから直接フリーのピアノ音源を流していたのですが、ハリ書房さんがオーディオデッキを持ってきてくださったことにより音質がぐっと良くなりました。

お客さんとしては、4月に入っていりえを知り、以降何度も足を運んでいただいている、いわゆる常連さん(うれしい響き!)がご来店。3人の店主それぞれと違う分野のお喋りをしながら楽しそうに本を選んでおられる姿を見てうれしくなりました。

閉店間近、駆け込みで来てくださったお客さんも。ささやかなやり取りが心に残り、近々あの方へ向けたイベントを企画したいなと思いました。忘れないようにSNSにも書き留めて。

投稿から実行まで1ヶ月弱かかってしまいましたが、そのイベントもついに明後日・5/10に開催されます(定員に達したため受付は終了しています)。きっかけをくださったお客さんが、ご自身のnoteですてきな紹介文もアップされていたのでこちらも良ければご覧になってみてください。

4月16日(火)晴れ

ブックカフェ「月花舎・ハリ書房」のスタッフの方がご来店。ゆっくりと本棚を眺めている途中、ふと一点に目を留めて「瀬尾まいこさんの本ってどうですか?」と質問いただきました。

並べている本の感想や読後感についてお話しすると、「最近『夜明けのすべて』という映画を観て、それがとても良かったので。本は読んだことがないけどどうなのかなと思って聞きました」とのお返事。

「夜明けのすべて」、前に友人から紹介されて気にはなっていたものの私はまだ観たことがなく、さらに新刊はしばらくフォローしていなかったためお恥ずかしながら原作が瀬尾まいこさんということも知らなかったのでした。

お店にいると、こうした「並んでいる本をきっかけにお客さんがお喋りを広げてくださり、自分の知らなかったことを教えてもらえる」経験が多々あります。

作者名やタイトルといった無数のキーワードがお客さんの中にある記憶を引き出すのでしょう。本棚を見ているうちにぽとりと生まれた会話のボールがゆっくりと行き来する。

壁を見ながら一つの球を打ち合う競技、スカッシュみたいだなと思いながら、こういう時間や会話が自分は好きなのだと実感しました。

4月17日(水)たまに雨

初めていらっしゃるお客さん。引き続き『夏葉社日記』が人気です。ほか、古本もじっくり選んで買っていかれました。

4月18日(木)定休日

葉々社さん、チェッコリさんにお邪魔して本や仕事に関するお話を聞かせていただいた一日でした。

4月19日(金)晴れ

お店がオープンした2月から定期的にいらっしゃっている常連の方がご来店。普段は遠方にお住まいですが、いつもSNSの投稿にリアクションをくださるあたたかい存在です。

この日は『夏葉社日記』ほか、店主が何度かSNSでおすすめしていた『宣陵散策』、加えて中古本数冊をご購入。

東京へ来られた際はいろんな書店へ足を運ばれる常連さん。『夏葉社日記』が気になっていたらしく、取り扱い店舗はほかにもたくさんあるのに、「いりえさんのSNSで(夏葉社日記の情報を)見たので」とわざわざここで購入くださったことがとてもありがたかったです。

振り返ってみると、私がお店で過ごす時間はいつも「うれしかった」「楽しかった」「ありがたかった」という気持ちで満たされています。


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