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いりえの営業記録(4月20日〜4月30日)

振り返り⑩はこちらから。

4月20日(土)お休み、21日(日)定休日

土曜日は住居関連で外せない用事があったためお店を休みに。日曜日は七輪で焼肉をする会に参加してきました。

4月22日(月)雨

いりえのお客さんの間で小さな話題になった『ふわふわのにぎり拳』の作者さんがご来店。前回お越しくださった際には「店主さんがよくSNSで好きだと言っているので」と津村記久子さんの作品を買っていかれたのですが、それがとても良かったらしく既刊本(新品)を追加で2冊ご購入!! 

もともと津村記久子さんの作品は読んだことがなかったとのことで、(ということは目の前でファンが生まれた瞬間…? そんな大事な一瞬に立ち会えた…!?)と感動しました。

4月23日(火)曇り

お昼過ぎ、専修大学商学部・渡辺ゼミに所属している学生さんたちがお店にいらっしゃいました。ゼミ活動の一環として、ハリ書房さんとコラボした企画を展開されるとのこと。この日はその下準備でした。

期間限定で催される「ブックトレード」は5月17日(金)から始まります。詳細は以下から。物々交換に出したい本をご持参の上お越しください。

この日はSNSで見たという方のご来店も。韓国語も読めるらしく、原書コーナーを興味深げに眺めておられました。お会計時の「来れて良かったです」という一言がうれしかったです。

その後、常連になってくださったご夫婦がご来店。なんと差し入れまで。いろいろとお喋りしながらゆっくり本を選んでくださいました。

4月24日(水)雨

先日いらした専修大学の学生さんたちが所属しているゼミの先生がご来店くださいました! 招き猫のマトリョーシカに目を留めて、ご自身も昔、ソ連からロシアに変わるくらいのときに現地へ行き、道ばたで売られていたマトリョーシカを購入したという話を教えていただきました。

招き猫のマトリョーシカ。店主が絵付けをしました

30年以上前の出来事…。おいくつの時に行かれたのでしょうか。さまざまな経験をされたであろう先生から学べる学生さんたちが羨ましかったです。

4月25日(木)定休日

自動車免許の更新期限が近づいて来ていたので最寄りの警察署へ。ぺらっぺらのペーパードライバーです(ゆえに「優良運転者」になっています)が…。

4月26日(金)晴れ

夜にイベント「こだまさんとの読書会」が開催されるため、14:00からお店を開けました。

イベントの1時間ほど前に、参加者のお一人が到着。「場を持つこと」という大きな一つのテーマを念頭に置きつつも、どんどん枝分かれし、個人的な体験や記憶も交えながらゆるく続く会話をしました。

早いコミュニケーションが求められる集団のなかにおいて、いつも「オチのつく話」を求められがちな私たち。そうした空気に合わせることはできるけど、確実に何かを取りこぼし続けているという後ろめたさ、罪悪感は無視できず、自己嫌悪に陥ってしまう。

もっとオチのない話をしてもいいのではないか、そんな会話からこそ得られるものがあるのではないか…。そんな会話になりました。

イベント「こだまさんとの読書会」のレポートは後日、別途アップいたします!

4月27日(土)お休み、28(日)変則営業

土曜日はお付き合いの用事がありお店を休みに。代わりに、初となる日曜営業を試みてみました。

すると初来店の方が。いりえのnoteを見て6月末までの営業だと知り「行かなきゃ」と思ってくださったらしく…。しかもちょうど探していた本が見つかったとのことで、うれしかったです。その日のうちにご自身のnoteでもいりえを紹介いただきました。

その後、ハリ書房さんも交えてお喋りしていると常連のお客さんもいらして、会話が広がりました。

4月29日(月)お休み

この日は知り合いの方から映画の上映会にご招待いただいたため、お店はお休みにしました。

4月30日(火)晴れ

『本屋で待つ』という本を読みながら店番。全編にわたって興味深かったのですが、特に以下の部分が印象的でした。本屋の可能性が感じられます。

…ぼくは、本屋だからこんなにいろんなことをできるのだ、と確信している。(中略)単純に、本屋にはあらゆるジャンルの本が並んでいる。だからたとえば、パンのつくり方の本の横に本物のパンが並んでいても、釣りの本の横に本物のルアーが並んでいてもそんなに違和感はない(中略)食べ物も、洋服も、絵も、宝石も、きっと不動産だって販売できる。それが可能なのは、本屋があらゆるジャンルの本を扱っているのと、六三ページに書いたとおり、本という商品が社会から信頼されているからだ。

『本屋で待つ』(佐藤友則、島田潤一郎)82pより

さて、読書をしていると日曜日に初めていらしたお客さんが再訪! 創作活動や文学フリマに出す作品、読書遍歴についてなど、ゆったりお聞きしました。なかでも「早く伝わる、分かりやすいコンテンツ」が広く普及し、活字離れ、文学離れが進んでいることについてのお話に思うところが多かったです。

26日の内容とも通ずることがありますが、たどたどしくても、時間がかかっても、分かりにくいこと、オチのないことを言語化するその時間や経験を共有することが大切なのではないかーーそんなことを考えました。

夜は、ずっと行きたかったブックカフェ「月花舎・ハリ書房」さんへ! まったりと、良い時間を過ごせました。

すてきな空間なので、お時間ある方はぜひ行かれてみてください。

***

4月の営業記録、やっと書き終えられました! 

物事を一つ後回しにすると他のことまで手につかなくなり、結局すべてがずるずると引きずられていく…。そろそろやばいと思って着手してもサボったツケが回り何倍も苦労するという悪循環を何度も繰り返しているのになかなか学ぶことができていません。もっと計画的な人間になりたい。

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