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ロジクール PEBBLE KEYS 2 K380sのレビュー!2,000円のキーボードと何が違うか解説!【ワイヤレスキーボード】

この記事では、ロジクールのK380sというBluetoothキーボードのスペックや、実際の使用感について解説しています。

EwinのEW-B009(約2,000円)と比べてどのように優れているのかをテーマに紹介しています。

あの定番Bluetoothキーボードが進化を遂げた

今までEwinのEW-B009(約2,000円)というBluetoothキーボードを使っていたのですが、使い勝手に不満があったのでロジクールのK380sを買ってみました!

K380sとは2023年10月に発売された、ロジクールのワイヤレスキーボードです。旧型のK380のアップデート版となっておりまして、様々な機能が強化されています。

具体的には……、

  1. Bluetooth3.0 ⇨ Bluetooth LE

  2. 電池寿命24ヶ月 ⇨ 36ヶ月

  3. 重量423g ⇨ 415g

  4. 専用のUSBレシーバー ⇨ Logi Bolt USBレシーバー(別売り)

  5. Fnキーのショートカットが変更(専用アプリで変更可能)

あたりが大きな変更点ですね。

「全体的に基本性能が上がったよ!」というレベルのものなので、既にK380を持っている人にとっては地味に映るかもしれません。

K380の頃から非常に人気のあるキーボードでしたので、昔から完成されていた製品ということなのでしょう。

そんな定番キーボードをレビューしていくわけですが、今回は他とは違う切り口で「2,000円のキーボードと比べてどう違うの?」というテーマでご紹介いたします。


K380sの長所について

今回比較対象に挙げるのは、EwinのEW-B009(定価2,280円)です。

僕が約半年愛用していたBluetoothキーボードでして、使用感に関してはほぼ申し分ない製品です。

安くてそこそこ良いキーボードの代表だと思ってください。


K380sとEW-B009の共通点は以下の通りになります。

  1. Bluetooth接続

  2. Windows / Mac / iOS / Android対応

  3. 最大3台のデバイス登録

  4. Fnキーでメディアコントロール等

  5. テンキーレス

  6. 電池式

  7. パンタグラフ式

  8. 日本語配列(JIS配列)

どちらも様々なデバイスで使い回せて、持ち運びがしやすいのが長所となっております。

本来であれば、これくらいの要素が揃っていれば十分です。

実際僕がEW-B009を使っていて、執筆面で困ったことは特にはありませんでした。
(執筆以外で困っていたので買い替えたわけなんですが……)


K380sがEW-B009と比べて違う点は以下の通りになります。

  1. 接続が早い

  2. スリープまでの時間が長い

  3. 電池寿命が長い

  4. USBレシーバーで無線接続

  5. 薄くて安定感がある

  6. キーが丸い

  7. 重い

倍以上の値段がするだけあって、キーの形と重さ以外は完全な上位互換と言っても過言ではありません。

EW-B009でも十分使える性能ではあるのですが、上記の違いによっておどろくくらい使用感に差が出ています。


①接続が早い

Bluetoothキーボードで1番大事になってくるのが接続の早さとなります。

電源を入れた時や、スリープ解除する時に時間がかかってしまうと、それだけでイライラが積もってしまいますよね。

特に執筆の時は、キーボードを起動するまでの間に「あれ?何を書こうとしていたんだっけ?」とど忘れしてしまうケースがちょくちょくあるので、地味ながらも接続の早さは大事になってきます。


K380sは起動するまでに約1秒なので、かなり早い部類です。

比較対象であるEwin EW-B009は約2秒だったので、2倍の速度で起動できるということになりますね。


②スリープまでの時間が長い

EW-B009を使っていて1番不満に思っていたのが、10分放置しただけでスリープしてしまう点でした。

執筆している時ならまだしも、普段使いでは不便極まりない仕様でして……。10分でスリープしてしまうと以下のようなトラブルが頻発します。

YouTubeで検索する

10分くらい動画を見る

また検索しようと思ったらスリープになってる

といった感じでいちいちスリープ解除する手間がかかって面倒くさいので、タブレットでもフリック入力がメインになってしまいます。

低価格帯のキーボードだとスリープ解除に2〜3秒はかかりますし、最初に入力したキーが反映されないので地味にストレスが溜まるんですよね……。


しかしK380sは2時間放置でスリープという仕様なので、スリープ解除でイライラする心配はありません!
(iPhoneのストップウォッチで計測したところ、2時間1分でした)

これが本当に重要で、スリープ解除のわずらわしさがなくなるだけで調べ物が圧倒的にはかどります。

長時間ネットサーフィンをする人なら、「スリープ解除の手間が減る」という理由だけでもK380sを買う価値があります!


③電池寿命が長い

「2時間放置でスリープとなると電池の消費が激しいのでは?」という疑問が浮かぶかと思います。

K380sはまだ発売して1年も経っていないのでなんとも言えない部分はありますが……カタログスペックを見る限りでは、電池寿命に関しても非常に優秀であると言えるでしょう。

↓はK380sの旧型であるK380の商品説明です。

単四形乾電池×2本で約24カ月(※1)使用できます(1日4時間の使用に基づく)。

引用元:https://amzn.to/4e87mvu (Amazon.co.jp ロジクール ワイヤレスキーボード 無線 キーボード 薄型 小型 K380BK Bluetoothワイヤレス Windows Mac iOS Android Chrome K380 国内正規品)

旧型であるK380の商品説明では「1日4時間の使用で24ヶ月もつ」と書いてあります。

K380sは電池寿命が36ヶ月に伸びているとのことなので、「1日4時間の使用で3年もつ」ということになりますね。

時間に換算すると約4380時間も連続使用できるということになります。

スリープまでの時間が長いため、実際はもっと短く感じるかと思いますが……。たとえカタログスペックの半分だとしても2000時間は動きますので、電池持ちに関しては十分だと言えるでしょう。

ちなみにEwinのEW-009は連続使用時間が100時間なので、どう考えてもK380sのほうが電池寿命は長いですね。


④無線接続に対応

「Logi Bolt」という別売りのUSBレシーバーを使えば、無線接続をすることもできます。

無線接続のほうが接続の安定性が高いため、メインPCなどで長時間利用する時はこちらのほうが使いやすいです。

現状Bluetoothと無線接続を両立したキーボードは少ないので、これだけでも採用理由になるという人も多そうですね。

K380の頃は専用レシーバーが付属していたそうなのですが、K380sは別売りの商品を買わないといけないのが少し残念ではあります。


⑤薄くて安定感がある

Ewin、Anker、BUFFALO、iClever等々……低価格帯のBluetoothキーボードは上部背面にでっぱりがあります。

キーボードに角度をつけるために、このようなデザインになっているのだと思われます。

実用性に関しては何も問題はありませんが、なんとなくダサく見えてしまいますよね。


K380sの背面はすっきりとしたデザインになっていますので、デザイン性が高いです。


⑥キーが丸い


キーの形に関しては賛否両論があるかと思います。

タイプライターみたいな見た目で可愛らしいのですが、普通に四角いほうが打ちやすかったのは間違いないと思います。
(まぁタイプライターも文書作成するための物ですけど……)

しかし慣れれば普通のキーボードと同じ程度にはタイピングできます。

今K380sを使ってこの記事を書いていますが、少なくとも現段階ではそこまで不便には感じていません。

「なんかキーが丸いから嫌だ!」と敬遠している人もいるかと思いますが、「そこは気にしなくてもいいよ」というのが個人的な意見です。


ただしゲーム等の操作にはやや不向きなので、FPSとかやりたいなら普通に四角いキーボードを使ったほうがいいです。

そもそもテンキーレスのキーボード自体がゲームに向いていません。


⑦重い

もうひとつの賛否両論ポイントが重さですね。

本体サイズが約415gとBluetoothキーボードの中ではかなり重たい部類となっております。

EwinのEW-B009は約290gなので、120g以上も差が出てしまいます。

リュックやカバンに入れて持ち運ぶとなると無視できない重量差ですね。


ただこの重さには理由があると個人的に思っています。

おそらくですが、タイピングする時の快適さを考慮した結果、重くなってしまったという側面があるのではないでしょうか。

EW-B009を使っていたときに感じていたことなのですが、あんまり軽すぎるとタイピング中にキーボードがたわんでしまうからです。つまり外装が薄いんですね。

あとは重いほうがタイピング中にキーボードがズレにくくなるというメリットもあるでしょう。

実際に分解したわけではないので、あくまで僕の憶測です。

それでもタイピング中の不快感が少ないのは間違いないと感じています。


設定のやり方(iOS / Android)

Bluetoothでのペアリング方法について説明します。

画像はXiaomi Pad6ですが、iPhoneでも大体同じです。


まずはK380sをペアリングモードにしましょう。

左上にある3つのランプのうち、いずれかが素早く点滅していることを確認してください。

「1」「2」「3」と書かれている色違いキーの上にあるやつですね。

ちなみにこの色違いキーが、デバイス登録&切り替えボタンになります。

ランプが点滅していない場合は、色違いキーのいずれかを3秒ほど押せばペアリングモードに入ってくれます。


次に設定アプリを開きます。
[Bluetooth]⇨[Pabble K380s]へと選択しましょう。

そうするとBluetoothペア設定コードが表示されますので、お手持ちのK380sで数字を入力してエンターキーを押してください。

これだけでペアリングは完了です。


日本語配列(JIS配列)にする方法

最後に「キーボード」の項目へ行って、日本語配列にしましょう。

項目が見つからない場合は上部の検索バーに「キーボード」と検索してください。

Androidであれば……、
[設定アプリ]⇨[システム]⇨[言語と入力]⇨[物理キーボード]⇨[Pabble K380s Keyboard]⇨[キーボードレイアウト]⇨[日本語109A配列]

iOSであれば……、
[設定アプリ]⇨[一般]⇨[キーボード]⇨[ハードウェアキーボード]⇨[キーボードの種類]⇨[JIS]

これで日本語配列で書くことができます。


【まとめ】K380sは普段使いの決定版である

総評としては、「2,000円のキーボードを買うならK380sのほうがオススメ」というのが僕の感想です。

ほとんどのOSで使えるのはもちろんのこと、Bluetoothだけでなく無線接続もいけるので、2,000円台のBluetoothキーボードとは格が違います。

テンキーレスなので場所をとらないのも偉いです。マウスとキーボードの距離が短くなるので、手の移動が減って作業効率が上がります。

そして何より1番推したいポイントは「スリープまでの時間が長い」というところですね。何度も書きますけどスリープ解除のイライラがなくなるだけでQOLが劇的に上がります。

キーボードに求められるものはほとんどできるので、最初の1台として非常にオススメできます。

特に「とりあえずなんでも良いからキーボードがほしい!」と思っている人なら買って損はないでしょう。


キーボードスタンドを装着してより快適な執筆ライフを!【ESC Flip Pro】

この手のワイヤレスキーボードは角度調整ができないので、別途で何かしらのスタンドをつけたほうが使いやすくなります。

そこでキーボードスタンドでオススメしたいのが、ESCのFlip Proです。

定価2,980円とお高めですが、4段階の角度調整ができます。

正直なところ1段階目と2段階目しか使わないのですが……。Flip Proの強みは左右一体型であるという点です。

キーボードに対して水平に貼り付けしやすいですし、長さも調整できます。


取り付けた時の背面


立てるとこんな感じ

べつに他のスタンドでも良いとは思いますけど、この手の製品で1番高いのがFlip Proのようなので、3,000円くらいなら払ってもいいかなと個人的には思います。


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