わたしのシンギングボウル・中編

なぜかシンギングボウル物語を書き始めてしまったまりこ。そんなまりこはシンギングボウルバージン。「毎日の阿字観瞑想の時に鐘の音があったらいいな。」という、ただそれだけのためにシンギングボウルほっすぃーわと思って購入しましたという話を書き始めてしまいました。

前編はコチラ👇

購入したシンギングボウルを夫に見せびらかした。近所のカフェで。コーヒーをシバきながらカフェのテーブルの上に燦然と輝くわたしのシンギングボウル。

まりこ「いいでしょぉー♩」

２億回くらい言った。いいでしょぉー♩いいのである。とてもとてもいい一品でござる。

家に帰り、ゆうきさんが鳴らしていたように木のスティックで鐘のフチをくるくるなぞってみた。なんとも例えようのない倍音が響く。

響くハズで、くるくるー。くるくるー。響くハズで。。。くるくるー。くるくるー。あんれぇ？？？

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全っっっっ然鳴らねーでやんの。
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なんでぇーーーーー。
なんでならないのぉーーーー。
ゆうきさんが軽くくるくるーってやってたらもわわわわわわわわわわわわんんんんんんってイイ音鳴ってたじゃーん。なんで鳴らないのぉー？

くるくるー。くるくるー。
くるくるー。くるくるー。

ぐるぐるーっ！ぐるぐるーっ！
ぐぅーる！ぐぅーる！
グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル

はああああああああああああああ！！！！
なんコイツ！鳴らねーじゃねーか！おい！シンギングボウルさんよ！おれ！さっきから！お前を！鳴らそうと！してますよ！ホレ！ヤル気だして！ゆうきさんの時みたいにキレイなもわわわわわわわわわわわんんんんんんんんんんんっていう音出して！

話しかけても説得してもちっとも鳴ってくれやしない。もうただただ叩くばかり。叩いた音を楽しむしかないの？！これは！もー！ツライ。

気がついたらコレらは全て口から漏れ出ていたようで、全部心の中で話していたと思ってたけど、わたし、普通にこれ口からでて一人でシンギングボウルに話しかけて、っていうか、キレかけてたみたいで。。。たまりかねた夫が手を出してきた。

夫は「不器用だなぁ。」と言わんばかりの顔でコチラを見下しながら、木のスティックでシンギングボウルをくるくるくるくるやり出した。やり出して早々に投げ出した。夫はわたしより辛抱が足りない。この男には一生できるまい。

家族が寝静まってからまた一人で練習を始めた。なんてムズイんだ、シンギングボウル。くるくるー。くるくるー。しだいにうっすら、ほんとうっすら倍音が鳴り出した。うぉぉぉぉっ！ついに鳴った！もわわわわわわん🥣しっかりと倍音が鳴るようになったのは深夜。こんなに苦戦するとは。一癖あるとは聞いていたものの、こんなに言うこと聞いてくれないとは。

そして次の日、わたしはモーレツな肩の痛みで起きた。寝返りがうてない。肩痛ーーーー。。。ぬんで？左の肩が痛くて痛くて。そして左腕が痺れて痺れて。大変なのであった。

つづく。