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【宿泊レポート】グランドブリッセンホテル定山渓(2023年6月25〜26日)

もろもろ一段落で北海道の温泉で骨休めでも…ということで、ちょうど開業2周年を迎えた「グランドブリッセンホテル定山渓」に行ってきました。定山渓グランドホテルのあった場所に建った、万世閣ホテルズ&ハマノホテルズの最新鋭ホテル。これがまた、最新鋭らしくラグジュアリーさをリーズナブルに演出していて(^o^)。

玄関にはドアボーイ(ガールでしたが)がちゃんと待機しているのですが、駐車場への駐車も荷物をカートに積むのも、お客様で。ロビーは広々としていて、渓谷の緑がとても美しく映えています。

ロビーから見る緑。部屋からも同様の渓谷の眺めが楽しめます

ロビーの奥には茶室と読書室のようなスペースも。なかなかのゆったりとした造りです。

お茶室の横には誰でも寛げるスペースが

客室までの案内はなく、カートを自力でお部屋まで(これはもちろん玄関に要返却です)。今回は客室露天風呂付きのツインにしたのですが、41平方メートルのスペースはかなり広々。大きな窓はロビー同様渓谷向きになっていて、その前にゆったりとした椅子とテーブルが設置されています。お酒を飲みながら寛ぐのにぴったりですね。

お部屋をscaniverseでスキャンしてみた映像。ちょっと粗いですが^^;。ツインのベッドの前がリビングスペースで、椅子が2脚。その前が渓谷に向いた大きな窓です。左下にあるのが客室の温泉。ここからも渓谷の眺めを楽しむことができます

ツインのベッドもそれぞれセミダブル。客室露天風呂も十分な広さで眺めがよくて…と、安普請さもなく、お部屋の満足度は非常に高いです。

ホテルとしては地下1階になる大浴場にも行ってみたのですが、渓谷に立つホテルなのでこちらからも緑の景色が抜群に美しいです。特に広い露天風呂は温度が異なる浴槽の二段になっていて、お湯のすぐ向こうに緑が見える造り。これもかなり凝っています。透明なお湯の泉質もよく、いつまでも体がぽっかぽかでした。

夕食の前にロビーのバーで一杯。夕方のハッピーアワーはビールなど特定のアルコールが1杯500円で楽しめます。バーテンさんは売店の担当と兼務なので、ボタンを押して呼び出す必要があったりしますが…。

夕食は1階のレストランで。渓谷向きの席に座ってちょっと驚いたのが、各席に設置されたタブレット端末。お酒などドリンクの注文は、これで…というスタイルです。お料理は和洋中が混じったコース。まずは先付のアワビの柔ら煮、エビの芝煮、旬野菜の豆腐寄せとお刺身。

和洋中が混在のコースメニューが、一品ずつ提供されます

お刺身は新鮮!お料理の味付けも、とても良い感じ。次は蒸し料理と魚介ということで、ちょっと中華風の料理が。

エビチリにシュウマイも

左のお椀は活〆鱧のスウィートレモンソース。これ、美味しかったです。

異なる部位を2枚重ねて、脂の多さを緩和してはいるのですが…

メインはこのホテル自慢の十勝ハーブ牛プライブリブのローストビーフです。ワゴンサービスで、客席で希望の厚さに切り分けて、付け合せと一緒に盛り付けてるという、ちょっと特別感溢れる演出。

ただ、このローストビーフがちょっと鬼門。少々脂がきつく感じられて、旅館でもホテルでも料理を残したことがないオレなのですが、半分くらいを残してしまいました…。グレービーソースをもっとどぼどぼつければよかったのかしらん^^;。クチコミをみると、オレと同じように思う方もいる一方、とても美味しかったという方もいて、この辺は好みかもしれません。

この後、鰻のひつまぶしがお茶碗に一杯分、デザートには桃のコンポートと季節のソルベ。この辺も美味しくいただきました。オレなんかには適当なポーションだった思いますが、若い人だともう食べたい!と思うかもしれませんね。

このホテル、客室露天風呂付きのツインでも、1泊2食で2名で5万円を切る価格設定。ロビーやお部屋、大浴場などハード面は高級感ありありな一方、兼任やタブレットの使用で極力人手を省力化、食事も調理には気を配って味は良いものを出すけど、過度な高級食材は使わないという感じ。同じレストランでいただく朝食もいかにも温泉宿の朝でしたが、とても美味しかったんですよ!温泉ホテルの1つの新しい方向性を、面白い形で打ち出しているなぁと、とても感心した宿でした。

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