真船佳奈

テレ東で働きながら漫画を書いている、兼業漫画家です。 著作:「オンエアできない!〜女A…

真船佳奈

テレ東で働きながら漫画を書いている、兼業漫画家です。 著作:「オンエアできない!〜女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます」「オンエアできない!Deep」(共に朝日新聞出版)そのほか、扶桑社にて「おいでよクソLINEの森」、朝日新聞ウェブメディアtelling,にて連載中

最近の記事

自分へのご褒美が日々過多になっていく

先日、「ぼっちの記事書いてくださってありがとうございます!」というメッセージとともに、生まれて初めておひねりをいただいた。 「おひねり」っつっても、昔我が家の忘年会で「捨て身のギャグをした人に向けて親族から投げつけられる小銭」ではなく、noteのサポート機能という応援制度でスマートに送っていただきまして。 なんだかとても嬉しかったので、いただきましたお金でホットケーキの粉を買って、絵本に出てくるようなフッカフカのホットケーキを作った。これを”ご褒美”に今日はこのnoteを

    • 「八丁堀の怪人」だった私へ

      <棺桶の中で聴きたいあの曲>「オペラ座の怪人」と言うミュージカルが、もうめっちゃくちゃ好きだ。 内容全然わからん人も「ジャーーーーーーーン!ジャジャジャジャジャーーーーーーン!」って、あのテーマソングは知っているだろう。(今このジャーン!打つのに全然変換がうまくいかなくて、5回くらい打ち直した。めちゃくちゃ虚無の時間) きっかけは、高校生の時 課外授業で劇団四季の「オペラ座の怪人」を見に行ったこと。冒頭に会場内に設置された巨大なシャンデリアがブオンブオン揺れる演出があるの

      • 初めまして、真船佳奈です

        初めて私の記事を読む方、こんにちは。ちょっとよそ行きの顔をしながらこの文章を書いております私、真船佳奈と申します。 「名乗られたところで、お前誰や」って言われた時に、自分でも自分の生態がよくわからず言葉に詰まるため、ここにまとめてみることにします。 いつか憧れのアッコさんに「君はそもそも何されてる方なの?」って聞かれる日がきたらこのURLを送ることにします。 <テレビ局で働きながら漫画と文章を書いています>2012年にテレビ東京という会社に就職しまして、今年で9年目。

        • 猪苗代からかかってくる恐怖の電話と「家族」のあり方について

          「もしもし、私、お母さん。今、猪苗代湖にいるんだけど…」 時刻は夜11時。学校で流行っていたメリーさんの怪談よりよっぽど怖い電話がかかってくる。 猪苗代湖は私の故郷・福島のど真ん中にあるでっかい湖で、昼間は観光客なんかがいて賑やかだが、夜になると人気はなくなり、あたりには打ち上げられたアヒルのボートか、お土産屋の前に置いてある梅宮辰夫の像(わかる人にはわかる、懐かしの「梅宮辰夫漬物本舗」の像である)くらいしかない。 そんな怖い場所で母は一人、佇んでいるのだという。怖すぎ

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