見えない先の未来は?(後編)
昨日の続きです。
『自分の世界を広げたり、挑戦することを止めないようにしよう。』
インドアで、
内向的で、
コミュニケーション能力が大して高くない私が、こんなふうに思えるまでには、たくさんの出会いとたくさんの時間がかかりました。
その中で、特に大きく悩んだ3つのターニングポイントはこちら。
①はじめての「子育て」
②はじめての「一人時間」
③はじめての「2人目」
これらをどう悩み、どう解消したのかを振り返りたいと思います。
①はじめての「子育て」
初めての子育てを初めての土地でやることになった時。
頼る人はいない。
子育てのことがわからない。
とにかく、不安でした。
寝てくれない赤ちゃん。毎日ただ過ぎる日々。
「これではいけない!」
このままでは(母子ともに)ヒッキーになってしまう!
外に出て、街を知り、人間関係を作り、
みんなを知って、自分を知ってもらう。
気づいたのは、
「誰かのためなら頑張れる」ということでした。
②はじめての「一人時間」
子どもが幼稚園に入る年齢になり、迎えた一人時間。
主婦業をしていく中で、はっと気づいてしまいます。
「私自身を考える時間」ができたことに。
今の自分に母以外の「役割」があるのか。
私の誇れるものは?
…ない。
どうしよう。
焦ります。不安です。
でも、動くことはできませんでした。
何かあった時、家族も親戚もいない土地で動けるのは私だけ。
いつ異動になるかわからない転勤の中、これに自分の仕事を同時進行させる自信は皆無です。
それなのに、夫は気軽に言ってきます。
「短時間からでもいいから働いてみたら?」
私の負担が増えるだけなのに。
負い目も感じつつ、言い返せない悶々とした日が続いた、ある日。
同じ幼稚園のお母さんが「資格を取った」という話をしていました。
「すごいですねー」というと、
「いつ使うかわからないけどね!
でも、悶々と毎日過ごすより、
いつかの自分のために何かを取れるって経験は
メリハリがあっていい経験になったよ!」
と話してくれました。
同じ転勤族で主婦という立場の人が言った言葉だったからこそ、染み渡りました。
「まずは一歩挑戦してみるか」
子育ての中の空いている時間を見つけて勉強し、
筆記・実技試験を受け、
2回目で無事に習得しました。
いつ役立つかはわかりませんが、挑戦して良かったです。
③はじめての「2人目」
ずっと子どもが2人欲しかったのですが、
なかなか恵まれない「2人目」に焦る毎日。
夫の「いつかできるよ」にイライラし、
「本当にできるのかな」と不安になり、
「今妊娠したら辞めなきゃいけないし…」
と常に何も始められない。
もし妊娠した時に手をあげて100%喜びたい。
やりたいことを始めたら「妊娠」が足かせに感じてしまう。
それがとにかく嫌でした。
渦巻のようにグルグル過ごす中、1年…2年…。
時間が少しずつ私を変えてくれました。
地道で、最中にいる時は辛い時の方が多かったです。
それでも、少しずつ、そのこと以外に目を向けられたことは、私にとって、大切な時間でもあったと、今だからこそ言えます。
これからも日進月歩で、小さな挑戦を続けていきたいです。
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