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新たなる約束の地

結局のところ、つまり、要するに。
第二次世界大戦はまだ終結していないのだろうか?

なぜ合衆国はイスラエルへの支援を続けているのだろう?
ホロコーストの記憶、あるいは過去の凄惨な歴史を、
民族市民国民国家、誰もが超えられずにいる。
あるいは金の道筋が蜘蛛の巣のようにこの世界を牛耳っているのか。
痛みのない場所などどこにもない。
痛みのない国などどこにもない。
銃口と労働と奪い合いと
黒い血に汚された幼き官能。
世界はかさぶたと新しい傷口で出来ている。

誰であれ、なんらかの答えを得たいと願うものは、
自分自身を信じる以外に道はない。
しかしこの視点を少々ずらしてみたらどうだろう?
自分自身の言葉を疑ってかかる。
違う見方が見えてこないか?

そもそも。
何かを頼る、より強い存在を頼ることは
果たして可能なのだろうか?

砂漠の如く飢えと渇きを前提に描き抜かれたこの場所で
現存の物語、民主主義、人権感覚を頼りにすることは可能なのか?

我々は、新たな約束の地を必要としているのではないのだろうか?
Do we need another promised land?


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