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La COVID19~新型コロナ療養中 ニュースの感想

Hola! Buenos Dias.
今月コロナに感染し現在療養8日目です。37度~39度の発熱、激しい咳、薄緑色の痰、血が混じった鼻水、後頭部と顔面の痺れ等を経て今日は比較的落ち着いています。初めてコロナに感染しました。個人的感想として①不自然なウィルス(本音はArtificialという単語を使用したい)②人間の生産活動を停止させるウィルス③人と人との身体的コミュニケーション(対面活動、スポーツ等)を比較的長期に渡って遮断するウィルス。以上の3点が挙げられます。最も③についてはオンラインによってかえって個人間のコミュニケーションを深める場合もあるとも考えます。例えば自分の場合、オンラインでスペイン語のレッスンに参加し、スペイン人の先生(20代女性)から、彼女もコロナ感染の経験が複数回有り、一度目がいちばんキツい症状が出たことなど等、具体的な話を聞くことが出来ました。彼女の言葉の背景にスペイン人(拡大解釈すれば西欧人)が現在コロナをどのように捉えているのかが見え隠れしていたようにも思います。ただしスポーツに関しては手が出ません。私は下手の横好きで卓球を続けていますが、コロナ患者である今は、卓球は無理です。下回転サーブの練習中のさなかのコロナ罹患であったため、いつになったら切れる下回転が打てるようになるのか、まったくわかりません。ただし希望は持っています。いつか、それが、打てるに違いない。

こうしてオンライン上に何かを書くと、それを公開するだけで「誰かに読んで頂けるかもしれない可能性がある」という事実は考えてみると驚愕すべき社会の進歩です。私の職業人としてのキャリアは某学校法人大学附属図書館での事務作業に始まりましたが、当時、図書館では紙の図書データ、雑誌データをシステム上に移す作業がさかんに行われていました。インターネットが普及する数年前のことです。当時の私はワープロとPCの区別がついていませんでしたし、「文章を書く➡ネットを通じて不特定多数の方の眼に触れる可能性がある」という世界が現実として現れるなど、想像することすら不可能だったのです。

コロナに罹りベッドの中で療養中、スマホで様々なニュースを見聞きしました。モスクワで大規模なテロ行為があったこと、大勢が亡くなり、あるいは深い傷を負ったこと、プーチンはこのテロをウクライナに関連付けようと意図しているらしいこと、アメリカはロシアでテロが行われるだろうとう情報を事前に把握し、それをロシア筋に伝えていたらしいこと、テロの実行犯として世界中に差し出されたタジキスタン出身の若者たち4名。おそらくはひどい拷問を受けたであろう傷だらけの肉体、一点に集中不可の定まらない眼球。

国内では自民党元幹事長が次期衆院選に出馬しないと表明。派閥のパーティ収入不記載事件につき、政治的責任を取るとのこと。記者からは複数の質問が飛びました。元幹事長がもっとも強い反応を示した質問は「(出馬しないのは)年齢のためか?」元幹事長は目をむいてこれに反論「年齢は関係ない、自分で決めたことだ、年齢制限があるか、お前もこの年になるんだ、ばかやろう」この場面で私が視たのは「政界の大物」でも「田中角栄に見いだされた辣腕の政治家」でも「日本国家の舵を取る重要人物」でもなく、ただのくたびれた、時代錯誤を絵にしたような小柄で横柄な老人でした。

自民党議員は「応援してくださった地元の皆さん」という言葉を多用します。しかし私の認識に間違いがなければ、国会議員とはどこで選出されたとしても、あくまで私たち国民の代表としての役割あるいは機能であり、一地域一個人の利便利益のために働く存在ではないはずです。あるいは国民生活に寄り添う思いより、「安倍先生」「愛党心」が先に立つような感性で政治を執ることなど、あってはなりません。

水原一平さんの件をきっかけに依存症への関心も深まりました。世界には各種の依存症が存在するようです。覚せい剤依存、アルコール依存、ギャンブル依存、人間関係依存(多くの場合、恋愛依存だと考えます)。依存は本人と家族、関係者から平穏な日常生活(十分な睡眠と適切な栄養摂取)を奪います。個人的体験から私は摂食障害やうつ病も一種の依存症だと考えています。人間はしょせん綱渡りで時間を渡るいきものです。その綱が他者や薬物アルコール興奮虚栄心金銭である限り、不安が消えることはありません。人間は愚かで生意気でどうしようもなく欲深い。それを知って生きるか、それを知らずに生きるか、どちらを選ぶかで明日が変わると私は思います。


まだまだ書きたいことは山ほどありますが、今はコロナ療養中なのでした。おとなしく寝ていないとまた熱がぶり返してしまいます。私は60歳のどこにでもいるおばさん。おとなしく眠ることにいたしましょう。

また次回。どなたかにお会いできるのを楽しみにしています。


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