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100mを走る時のイメージについて

『「そこまでする!?」社会人アスリートが速く走る為の考え方~短距離選手に贈る指南書~』(本記事内では以下「指南書」)をリリースしてはや3日。
note経由以外でご購入頂いた方を含めると、60名以上の方にお届けできているようで有難い限りです。
昨日も御礼の投稿をしたところではありますが、いくら感謝しても足りません。本当にありがとうございます。

そして、まだ買っていない!という人、買いましょう!
そしてそして、買った人!宣伝してください!!
ある人は「広まったらライバルも速くなる」なんてことを言っていましたが(笑)、レベルというのは底上げされた方があなたも速くなれるはずですから、恐れずにシェアをするのです。笑

さて、今回執筆した指南書は方法論よりも考え方に寄せたものとなっております。
その理由は指南書のあとがきに書いた通りです。
しかし、考え方を理解したならば、やはり次に知りたいのは方法論ということになるかと思います。
そこで今回は指南書の補足記事として、100mを走る際のイメージについて、いくつか重要な点を列挙してまいります。

また、100mに関しては『100mを速く走る為に』というマガジンに関連記事をまとめていますので、そちらもご参照ください。
当然こちらの記事もそちらのマガジンに追加されます。


だいたい何秒で走れるのかを理解する

100mはスタートからゴールまでだいたい10秒前後で走ると考えている人は多いですが、それはエリートアスリートに限ったことです。
10秒00と10秒99はともに10秒台ですが、これは雲泥の差があると言っても差支えのない、圧倒的な差です。
私が追い風参考で10秒51で走ったレースではトップの選手は10秒34でしたが、その選手がゴールして止まったタイマーを見て「速ぇーー」と心の中で呟きながらゴールをしたのを覚えています。
0.2秒でもそれぐらいの差に感じるのが100mの世界です。

まずはこの点を理解しておくことが大切です。
100mが11秒かかれば、12秒かかれば、それよりもっとかかれば、「10秒前後で」と考えられているモデルからはどんどん離れていきます。
タイムが遅くなればなるほど、それは走っている時間が長くなるということですから、全力でぶん回せばただバテるだけです。
まずは自分の総力を的確に理解しておくこと。
その上でレースプランを立てることが大切です。

確実に加速すること

100mは野球の盗塁やビーチフラッグよりも長い距離を走らなければなりません。
エリートアスリートでも「10秒前後」かかるスポーツなのです。
その点において、1歩目の飛び出しが速いというのは、ただそれだけの価値しかないと考えるのがよいでしょう。
大切なのは、いかに速くゴール地点に到達するかです。

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