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超簡単!自律神経系のお話

アスリートが運動指導者として活躍する為に必要な学びを提供しているメディアです。

今回は生理学のお話です。

自律神経という言葉は一般的にも使われますが、運動指導者であれば的確に理解しておきたいところです。


神経系とは?

自律神経は正式には自律神経系と言います。

自律神経系を理解する為には、まず神経系とは何かを知る必要があります。

神経系は中枢神経系末梢神経系に分類されます。

中枢神経系とは脊髄で構成されます。

末梢神経系は体性神経系自律神経系に分類されます。


今回の記事は自律神経系についてですから、自律神経系は末梢神経系であるということだけは頭に入れておきましょう。

余裕がなければ他のことは一旦忘れても大丈夫です。


自律神経系の分類

自律神経系は交感神経副交感神経に分類されます。

ちなみに自律神経系と同じく末梢神経系である体性神経系は、感覚神経運動神経に分類されますので、余裕があればこの分類を覚えておくとよいでしょう。


さて、話を戻して自律神経系です。

交感神経は「闘争または逃走」の神経と呼ばれていて、身体を興奮状態臨戦態勢にします。

例えば危険に晒されている時や、今から気合いを入れるぞ!という時は交感神経が優位になります。


交感神経の対となる副交感神経で「休息または消化」の神経と呼ばれます。

副交感神経が優位になっている時はリラックスモードと言えます。


自律神経のバランスを整える。

激しい運動をすると交感神経が優位になり、副交感神経の働きは弱まります。

ただ、軽い運動だと交感神経も副交感神経も適度に刺激されるとされていて、自律神経系のバランスが整うとされています。


ちなみに自律神経系のバランスが崩れる要因は様々ですが、現代人はリラックスが足りていない場合が多く、交感神経が過剰に働いてしまっています。

代表例はスマホやパソコンの見過ぎ言いようのない不安を抱えている、人間関係のストレスなどですが、こういった状態が続くと夜に眠れなかったり、食事が乱れたり、場合によっては攻撃的な性格になったりします。


現代人が抱えがちなこういった問題を解決するのにも、軽い運動と言うのは非常に効果的だということですね。

ちなみに、軽い運動をこちらの記事のトップ画像の様な自然があるところでできるともっと良いですね。

自然の中に行くとリラックスできます。


運動指導者と言えば筋トレを教えるとか、スポーツの指導をすると言ったイメージがあるかもしれませんが、活躍できる領域はそれだけではないことも分かりますね。

病みがちな現代人を救うことができるかもしれない、そう思うともっと自律神経系について学ぼうと思うことでしょう。

今回の記事をきっかけに、是非学びを進めてみて下さい。




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