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副業トレーナーってどうなの?

アスリートが運動指導者として活躍する為に必要な学びを提供しているメディアです。

今回は働き方というか、仕事をしていく上で大切なマインドについて書いていきます。

偶に登場するこういった記事ですが、結構重要なことを書いているような気がするので是非ご参考になさってください。

なお、特に見出しを付けずにお届けしますので少し読みにくいかも知れませんが、その旨については予めご了承ください。


最近では働き方が多様化していて、例えば現役アスリートだけど運動指導もするとか、普段は会社員だけど副業OKとなったので運動指導の仕事を副業的にやっているといったケースは珍しくありません。

副業というのは悪いことだとは全く思いません。

時効だから暴露しますが、私は会社員時代に副業をしていました。(当時は副業NGでした。すみません。でも本業に悪影響はなく、むしろ好影響がありました。ありがとうございます)

当時フィットネスクラブの社員スタッフをしていた私は、自身の将来の為に某パーソナルジムのトレーナーを副業として開始しました。

念の為言っておきますが、もちろん会社への礼儀として、完全に会社の持つ全ての事業所の商圏とは全く異なるパーソナルジムでの仕事です。

このパーソナルジムのオーナートレーナーには懇意にして頂いており、プライベートで仲が良かったのですが「週1回ぐらいヘルプで働いてくれませんか?」とご案内頂いたのがきっかけでした。

私としてはいずれ独立してトレーナーとして活動していきたいと思っていたのですが、フィットネスクラブ内で仕事が出来るというのと、パーソナルジムのトレーナーとして仕事が出来るというのは、共通項はありますが似て非なるものです。

ですから修行のつもりで副業を始めることにしたのです。


さて、社員として働いているフィットネスクラブから支給される給料と、週に1回働くパーソナルジムで頂けるフィーを比べれば、当然前者の方が明らかに多いわけですから、後者はどう考えても副業です。

しかし私のトレーニングを受けに来られるお客様からすれば、どっちだって関係ありません。

私はこのマインドがとても大切だと思うのです。

このパターンだとむしろパーソナルジムに来られるお客様の方が、支払っているお金が大きいわけです。

フィットネスクラブは基本的に月会費のみですからね。

パーソナルトレーニングは利用ごとにフィットネスクラブの月会費程度のお金が掛かります。

それを私が「副業だから」とか「ひっそりやってるので」みたいな理由で手を抜いたらどうなるでしょうか?

そうです、ただ仕事が減るのです。

ということで、これまでも勉強をしてはいましたが、これを機に改めてしっかり勉強をするようになりました。

一般的な副業というイメージからすれば、副業にそんなに力を入れるのかと思われるほど注力していたと思います。

オーナーに集客をお手伝い頂いたことも非常に大きかったのですが、副業だと思わずに全力で取り組んだことで、基本的に担当したお客様はリピートできていました。(もちろん私の力不足で残念な結果になってしまった案件も多数ありますが……)

私の場合、本業がフィットネスクラブでの運動指導だったので、副業への注力は本業へも好影響がありました。

明らかに指導力が向上した実感がありました。


特にアスリート経験があると、そのスポーツの教室なんかではヘルプを頼まれることもあるかもしれません。

それが本業と全く異なる仕事である場合、それは副業となり得ます。

しかし、ヘルプだからとか副業だからという理由で手を抜いてしまうことは避けるべきです。

むしろ本業でそれをやる場合に比べて、経験の積み重ねがスローになるのですから毎回の準備から本番、そして振り返りをより丁寧に取り組むべきでしょう。

お客様目線で考えましょう。

本業だろうが副業だろうが、丁寧に指導してくれる人がいいに決まっています。

「副業の小遣い稼ぎ」というのがひとつの事実だったとしても、お客様の身体を或いはお子様の身体を預かる仕事であるという事実を忘れていけません。


最近ではトレーナーは副業としてオススメの仕事ということを言う人もいますが、私はトレーナーは副業にしてはなかなかハードな仕事だと思っています。

ハッキリ言って勉強しないといけないことがあまりにも多いです。

そしてその勉強に終わりはありません。

勉強を終えた時はトレーナーとして終わる時だと思ってください。

アスリート経験や社会人経験があっても指導者経験がなければ、指導者としては素人という気持ちも忘れてはいけませんね。

この辺りのことを理解した上で、副業トレーナーを目指すのであればきっとあなたは大丈夫です。

そしてきっと本業でやっていけますよ。

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