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箱根駅伝2023出場校紹介(19)「東海大学」

さあ、箱根駅伝紹介も残り2校になってきたぜ。私の心の中にいるマリクもつい顔芸をしてしまって大変なことになっていることを付け加えておきましょう。

昔は妹さんも良く顔芸スタンプ送ってくれたのに、最近冷たいのが悩みどころです。さあ、そんな寂しい日々を送っているみんなも、この大学紹介を見て心も体も温まりましょう(そんな効果はない)。

東海大学

1942年に財団法人国防理工学園が、国防理工科大学の一環として旧専門学校令によって1943年に航空科学専門学校を設立。1945年8月15日に同一法人内の電波科学専門学校と合併する形で、東海専門学校となり、これが現在の東海大学につながる。

1946年に旧大学令に則って、東海大学に名称を変更。学制改革などで1950年に現在の形となった。非常に広大かつ全国に点在するキャンパスと22に亘る学部、研究施設を持っており日本の大学の中でも屈指の総合大学として名高い。

また、附属校および提携校の数も極めて多く、全国に14もの「東海大学」系列の中学校あるいは高校がある。

スポーツの分野では野球・サッカー・柔道と世界大会で活躍された選手も多く輩出し、またバスケットボールは全国屈指の強豪としても知られている。
アスリートの輩出も非常に多く、野球では巨人監督の原辰徳さんに甥にあたる菅野智之選手を始めとして日本プロ野球において活躍中の選手が多く在籍。
また、サッカー部ではなでしこジャパンにてFWとして活躍した永里優季選手に、ドイツワールドカップの3位決定戦で主審を務めた上川徹さんも卒業生だ。
他にもバスケットボールでは現在同校に在籍中の河村勇輝くんに八村塁選手の弟・阿蓮くんを始めとした個性の強い選手が多く在籍、日本代表のベンドラメ礼生選手も同校の卒業生にあたる。
また、柔道では山下泰裕さんに井上康生さんと金メダリストを輩出するだけに足らず、海外の留学生もメダリストに育てているのは驚異的だ。
そして陸上では100メートル走で元日本記録保持者の伊東浩司さん、400メートル走でオリンピック入賞経験を持つ高野進さん、世界陸上メダリストの末續慎吾さんにオリンピック銀メダリストの塚原直貴さんと短距離だけでもタレントが集う。

長距離ではオリンピック・世界陸上で入賞経験を持つ諏訪利成さん、1500メートルで日本選手権制覇の経験を持つ館澤亨次選手に、10000メートル走で日本選手権制覇・MGCファイナル出場者でもある佐藤悠基選手とタレントが揃っている。

意外なところで、テニスの王子様の作者であるたしけこと許斐剛さんも同校の卒業生だ。昔は良く妹と不二周助が越前リョーマから主役を狙うという設定で良く遊んでいたが、そうした経緯から妹さんは不二くんを嫌うようになってしまった。
曰く「ああやってニコニコしている奴は人として信用できない」らしい。

チームの特徴

全日本10位
箱根予選会9位

エース石原翔太郎くんを欠き臨んだ東海大学だったが、意外や意外に前回の箱根ではまさかの奮闘。ラストのアクシデントで11位に下がるも、想像以上にやれるのではと感じさせてくれた。
しかし、ふたを開けてみると平地での強化が進まなかったのか予選通過順位は9位に。タイムを稼ぐべき石原くんもまだ故障の影響からか走り込みが足りなかったか。全日本でも10位と精彩を欠いた。

山要員はそろっているため、何とかそこでタイムを稼いでシードを取ることが目標になるだろう。

パワフルプレイヤー:石原翔太郎

前回は故障が長引き箱根で出走できずも、万全の状態ならば文句なしで活躍できるランナー。全日本では区間賞を獲得し、涙のインタビューとなったが彼の復活が東海大学においては最大の朗報となる。
秋から冬にかけて十分に怪我には気を付けてほしい。

監督

両角速

長野の佐久長聖高校を駅伝の名門校に育て上げ、名だたるランナーを育成してきた名伯楽。佐久長聖高校が現在使用しているグラウンドは両角監督が整備して作り上げたもの。クロスカントリーコースも自らの手で作り出してしまうのだから恐れ入る。留学生全盛となっていた2008年には、日本人の高校生だけで優勝し話題に。その時のメンバーである千葉健太さん・村沢明伸選手・平賀翔大選手・佐々木寛文さん・大迫傑さんは後に箱根駅伝でも活躍した。
2011年に監督就任をしてから試行錯誤を繰り返しながらも、2019年には大学史上初となる箱根駅伝優勝を含め3大駅伝にて3度の優勝を獲得している。
今シーズンは選手育成に苦労しているが何とかシードを確保して来年に繋げたいだろう。ちなみに、とても厳しい監督として有名で、卒業生に東海大学の在校生は「両角先生」と呼んでいるのだとか。

次でラストでっせ!

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