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箱根駅伝2022-23「パワフルパワー」(4)

さて、自分がされて嫌なことはやめましょう。

そういうわけでパワフルパワー炸裂します。

早稲田大学

序盤の躓きが最後までずっと尾を引く形となってしまった。実力者を揃えても最後まで浮上できずに13位という形になってしまうのだから、やはり駅伝というのは分からないものである。やはり悪い流れを断ち切ることができる選手が居なかったことが最後まで響いた形になったが、相楽さんは来年以降も難しいかじ取りを強いられることになるだろう。

パワフルプレイヤー

鈴木創士

コンディションが整わない中で7区区間5位と及第点の走りも、やはり彼がこれまでの停滞した流れを変える走りをしてくれないと厳しいものがあった。最終学年となる今期は主将としてチームを取りまとめることになるが、様々チームを改革している模様。彼がチームをがらりと変える走りと強いチームを作り上げることができるかも期待だ。

明治大学

中々上位に浮上するきっかけが掴めない時期が続く。夏と秋は、決して悪い成績を残したわけでは無い。むしろ素晴らしい成績を残した。選手のレベルが向上しているのは事実だ。それでも、箱根駅伝のシード権獲得という悲願はならなかった。やはり懸案であるエースが今シーズンは出てこなかったということなのだろう。復路は3位。来期こそは。

パワフルプレイヤー

富田峻平

復路では前回大会9区区間10位、一時期は國學院大學を追い抜いたもののそこから粘り切れず悔しい思いをしたが、今回は7区区間2位と大健闘。復路3位の原動力ともなった。一方で、レース展開的には序盤から優勝争いが出来ずに悔しい思いが相当募っていたようである。来期は主力選手として往路で快走が求められるだけにさらなるレベルアップが必要だろう。

国士舘大学

ヴィンセントくんを始めとした往路勢の奮闘は感動的なものがあった。シード圏には確かに及ばなかったものの、チームとして確実に力が付いてきていることを示してくれた。シード権を獲得した学校とはまだまだ差があるとは思うが、添田監督の手腕と4年生組の成長と奮闘は来年以降も必ず活きてくるはずだ。

パワフルプレイヤー

山本雷我

5区区間13位ながらも、記録としては国士舘大学記録を更新した来期のエースとなりうる選手。唯一下級生で往路を走ったという経験もまた、チームにとっては大きなプラスとなるだろう。来期は8区を走った山本龍神くんとともにチームを引っ張っていく存在になることを期待したい。

中央学院大学

フラッシュイエローの野武士軍団も序盤から大きく出遅れ、最後まで浮上することが叶わなかった。シード権に絡むことができなかったことはもちろんだが、全体としてチームのコンディションが上がらないまま本番に臨んでいた模様。主力選手を起用できずに川崎監督も苦しんでいたようだが、来期はそういう点でも勝負の1年となる。

パワフルプレイヤー

工藤巧夢

6区という特殊区間で1年生ながら区間4位と好走を見せた。この成功体験は彼にとってもプラスとなることに間違いはない。故障に苦しんだ選手たちの復帰と、主力選手が額面通りの活躍をすれば決してシードは難しいチームではないはず。その中で彼が「ブースター役」になれるかどうか、注目だ。

パワフルパワー炸裂は次回が最後だぜ。

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