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箱根駅伝2021チーム紹介「いや速すぎて快速特急かと思ったわ」(優勝候補枠)

ということで、これでおししまいだ。みんな付き合ってくれて感謝に濁点。

青山学院大学
大会直前になって昨年2区で好走を見せた岸本くんのエントリー漏れが発表され、風向きが大きく変わりつつある。特に2区の岸本くん・5区の飯田くんがしっかり走れるかどうかが今回のレースの重要なカギとなると感じていたので、これはいきなり苦しくなった。
それだけに、吉田くん・神林くんのエース・キャプテンをはじめとして4年生がどれだけ頑張れるかが重要となるだろう。注目のルーキーである佐藤一世くんがどこを走るかも注目。
ちなみに青学といえば作戦名なのだが、一番最初の作戦名がダサすぎてちょっと笑う。なんだよ「Z大作戦」って。でもなんだか強そう。また、東北には「Z児童合唱団」というなんだか強そうな名前の合唱団がある。Zっていいよね、響きが良くて。

【カギとなる区間】4区・6区
例えば、岸本くんが万全ならば4区に神林くんを置くということもできた可能性はある。ただ、現状彼が出場できない以上は神林くんか佐藤くんがいきなり2区という状況は十分に考えられる。
そうなったときに準エース区間である4区は誰になるのか、また山下りのスペシャリストに今回は誰を起用するのか。ここに注目したい。

東海大学
Wエースである名取くん・塩澤くんの状態は良く、どの区間に配置しても区間上位を狙える選手に成長しつつある。「黄金世代」こそ抜け落ちたものの、地力のついている選手は多い印象。それだけに全日本での序盤からの出遅れは出来る限り避けたいところ。
特に1年生の石原翔太郎くんは将来のエース候補と呼んでも差し支えないだろう。全日本大学駅伝で見せた好走はとても印象的だった。
それにしても塩澤くんがやたらとお笑い芸人である真空ジェシカ・ガクに似すぎていて。

【カギとなる区間】1区・6区
往復路のスタート区間でもあるこの両区間で離されないかが優勝のカギとなる。特に懸案なのは6区だろう。今年はどの大学も山要員の育成に苦しんでいるだけに、山下り要員を両角監督がどう考えているかには注目をしたい。

明治大学
実は一番死角が見当たらない大学。10区間のうち8区間に経験者がいるなど前年度からいいイメージでレースに臨むことができる上に、これまで懸案だった山の区間でもけがさえなければさらに上の順位を狙えるチーム。
そういう点で、間違いなく優勝を狙える学校の一つではあるが、懸案は去年の主将でもあった阿部弘輝選手のような絶対的エースの不在だろうか。
ちなみに明治って野球もラグビーも強いので、年がら年中お祭り騒ぎしている印象がある。日本人は民族的にお祭りが好きな民族なので、日本人=明治大学生なのではと意味不明なことを深夜のテンションで考えてしまいそうになったので、やめておきましょう。

【カギとなる区間】2区
あえて2区としたのは、それだけハイレベルなレースとなることが予想されるから。特に例年になく高速レースとなるだけに、おそらく2区を任されるであろう加藤くんにかかるものはとても重大となる。

早稲田大学
全日本ではあえて経験者の4年生を起用せずに5位入賞と奮闘した早稲田も今大会は評価が高い。特にエース候補の太田直樹くんとエース格の中谷雄飛くんは日本選手権でも好タイムをたたき出すなど状態は上がっている。
問題は選手層だが、早稲田伝統の大会直前の集中練習できらりと光る選手が現れてくるかどうか。意外とここから伸びてくる選手も多いと聞くだけに、4年生との融合も合わせて期待。
早稲田というと、箱根駅伝解説の瀬古っちが有名ですが彼の解説にいちいち目くじらを立てているようでは身が持ちません。瀬古っちはテレビの中継で解説をしているというだけで価値があるので、どんな解説をされても「ははは」と笑い流せるようになれればあなたも箱根駅伝をもっと楽しめるようになります。

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【カギとなる区間】5区、6区
昨年の経験者が残るとはいえ、吉田くん・半沢くんともに区間15位と19位と振るわなかったことが失速の原因に。山の区間はタイムだけでは測れない一面もあるだけに、度胸のある選手を集中練習で見出せるか、それとも巻き返すか。特に吉田くんはこれが現役最後のレースとなるだけに、奮起に期待。

駒澤大学
「平成の常勝軍団」から「令和の常勝軍団」へと変貌を遂げられるか正念場の大会となる。本来であれば準エース区間や復路の裏の区間を走らせてもおかしくない小島くんをエントリーから外したことには驚いたが、それだけ1,2年生が伸びてきているのだろう。
4年生の小林くん・加藤くんの状態も良く、絶対的エースである田澤くんをどこに配置するのかも考えると面白くなりそう。
駒澤大学といえば大八木監督。そんな監督が監督車から出す声はめちゃくちゃでかい。普通に街宣車とか、暴走している車を止めるくらいにはでかい。そんな大八木さんも今年で63らしいので、それを同い年の母ちゃんに言ったところ顔をしかめられました。

【カギとなる区間】2区、6区
2区は田澤くんかそれとも日本選手権の疲労を考えて小林くんか。と思っていたら、田澤くん2区なんだ。とすると、小林くんをどこで使うのかと、6区は一番悩みどころだろうか。

コアファンの人にはわざわざ説明するまでもないことだが、今年の箱根駅伝のレベルはめちゃくちゃ高い。
単純に靴の影響だけでなく、これも若年層のカテゴリーから多くの指導者の方々が努力をなされたからに他ならないと思う。それと、なんといっても箱根で活躍した選手たちが今も躍動をしているから。
もちろん日本選手権の5000メートルで4位に入った皇學館大学の川瀬くんや、高卒から社会人に進学した日本トップレベルのスピードランナー遠藤日向選手といった「あえて箱根を走らない選手」も出てきているのを見ると、今日本の長距離は選択肢がとても多い。
これは非常に良い傾向だと思いますね。こうした選択肢が佐藤清治さんの時にあったなら……と思うと、苦しいですが。

そういうわけでコースについても紹介していきたいと思います。みんないい夢見ろよ。

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