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初投稿!東大阪の長屋空き家を改修した話 その2

クライアントも見つかり作るものも決まりつつある段階で現地の建物の状況を確認しようと現地調査に踏み込みました。長い間、利用されていなかった長屋は新しい建物が建ち続ける環境に完全に取り残されていました。しかし長屋は東大阪にとって街の財産で今も尚、多くの長屋が残っています。計画が進んでいく段階では長屋という街並みを景観として保全していこうという方向にも向きました。その上で地域の方と学生が交流出来る場所、イベント時には子供たちが遊びに来れる憩いの場所にしようと計画が始まりました。

開かずのシャッターを開いてみると

大学の通学路に位置する長屋のシャッターはいつも開かず、もちろん誰も住んでいないし商店をやっているわけではないので開くはずもないが、オーナーさんから鍵を借りて中に潜入しました。

長い事、利用されていなかった長屋の中は薄暗く段ボールが山積みで虫の死骸もあってどんよりとした場所でした。このままさらに放置しておくと地震の被害で火災が起きると悲惨なことになってしまいます。まずはこの場所を町に開放する事と実測するために大掃除作戦に踏み込みました。駅と大学の間にあるし、多くの人が行き交う場所なのに閉じられてるのはもったいない。

大掃除作戦

部屋の中はみっちりと物で埋め尽くされていました。以前住んでいた方の私物がそのまま置きっぱなしになっていて、ただどれもゴミではないため家具も含めて全て責任を持って別の場所へと移動させました。

実測

コンベックス、レーザー計測器などを用いて現況の図面を書く為に実測しました。


to be continued...



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