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初投稿!東大阪の長屋空き家を改修した話 その5

プロジェクトチーム編成

あきばこ家は近畿大学建築学部の学生が所属する建築研究会からスタートしました。その時の建築研究会の会長が僕でした。何かまともな活動をしたいなと思ってた、長屋空き家の改修の機会を頂き、プロジェクトが始まりました。そして融資あるメンバーを募りプロジェクトチームを結成しました。このプロジェクトをスムーズに進行していくために、[デザイン班]、[事業企画班]、[構造班]、[施工積算班]の4つのグループをプロジェクトメンバー内で編成しました。各班リーダーを選び、プロジェクト全体の流れを把握するために、各班での情報共有・作業の分担等の役割を担う幹部組織を設立しました。

※各般の役割
デザイン班:チラシ、ポスター、改修案考案、図面作成
事業企画班:施主さんへの事業提案、地域団体などとのつながりを形成、事業スキーム
構造班:長屋の構造チェック、構造の専門家との会議、構造図面の作成施工積算班:施工に関する費用の打算、活動費用の管理

私は建築研究会の会長を務めてたのもあり、あきばこ家プロジェクトの代表を務める事になります。そして友人2人が副代表を務め、そこに4つの班がありました。定期的に全メンバーとのミーティングとリーダー含めた定例会議で報告会も兼ねてプロジェクトの方針を確認していました。


本事業の改修費は東大阪市地域まちづくり活動助成金制度で獲得した分とオーナーさんが用意して下さった工事費を合わせたもので賄いました。

実際に建物のデザインの検討を行いながら構造体など、改修する範囲や図面以外の情報を解体しながら分析していくことになりました。おおよそ検討は付いていましたが確実な情報を得る為にも構造の先生に協力して頂き、一緒に確認して頂きました。

現況を把握する

立地条件も含めて建築自体の状態を解体して把握する事は重要です。現況を把握する為の模型写真がこれくらいしか残っていなかったのですが、模型で見ると左側は6軒長屋の端で元々は商店を営んでいた場所でした。商店を畳んでからは荷物が放置されている状態でした。模型右側はオーナーさんの親族の方が数年前まで住んでいたのですがプロジェクトが始まる段階では誰も住んでおらず住んでいた痕跡だけが残っていました。


to be continued...


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