120話

約束のネバーランド第120話【約ネバ通信VOL.23】

約ネバ通信VOL.23です!
※ここからは最新のジャンプの「約束のネバーランド」の話をしますので、ネタバレが嫌な方は見ないことをオススメいたします。また、ここで書いていることは個人的な妄想や感想です。予めご了承ください。



前回同様、今回もネタバレが嫌な方は本当に見ない方がいいです。念押ししておきます(笑)




それではジャンプ派の方だけどうぞ↓



まずはざっくりまとめからですが、

【鬼とは何なのか?】
人を食べないと姿も形も保てない…!
⇒形のない怪物だった
●最初は恐らくは「細菌」に似た何か
突然変異と遺伝子の水平伝播が答え
●鬼は食べることで進化する
⇒その遺伝子を取り込み、形質を継承
⇒やがて「ヒト」を食べたのが始まり
⇒その後、驚異的な速度で進化
●鬼の特性も利益だけではなかった
⇒食べ続けなければ形質保持できない
⇒だから「ヒト」を食い続ける
●下級鬼の形質保持力の弱体化
⇒粗悪な量産肉の継続摂取が原因
⇒半年食べなければ知恵を失うほど
⇒鬼社会ではその不満が社会問題に
●上記理由で農園破壊を目論むノーマン
●ザジたちはラムダの副産物
ラムダは高級肉・量産肉の実験農園
⇒鬼が求める人肉を製造していた
⇒鬼の5貴族とラートリー家が運営
●ジン達はラムダ本体の出身ではない
⇒系列の新型量産農園生まれ
⇒ジンやハヤトらは未来のザジ
●ノーマンの計画
⇒鬼は絶滅させる
⇒ネバーランドはもう終わり
⇒鬼世界に全食用児の楽園を…!
⇒戸惑うエマの顔・・・


な、ながい・・・笑
すみません、全然まとまりませんでした…!



今回でようやく「鬼」の正体が分かりましたね。



そもそも「鬼」という生物は存在していなかった、ということが明らかになりましたね。最初は「細菌」に似た何か、そして、それが「突然変異」及び「遺伝子の水平伝播」することで進化を遂げていった。



まさか、始まりは「細菌」だったとは・・・!



これは想像もしていませんでした(笑)



そして、特性として、


「食べたものの遺伝子を取り込み、形質を受け継ぐ」



ことも明らかになりました。ここは「ノウス&ノウマ」の所がヒントになっていたのかもしれませんね。後は、レウウィスが消えたのも恐らく「誰かが食べた」のが原因かと。


そうなってくると、また「レウウィスを取り込んだ何か」が敵として立ちはだかってくるような気もしますね(今エマ達には敵と呼べる敵がいないので)。



そして、先日のYouTube生放送で言った、12巻のタペストリーに描かれていることが、まさに今回書かれていましたね。

虫を食べては虫のような何かに
魚を食べては魚のような何かになった

※週刊少年ジャンプ9号P80より引用


maesaquの見解も多少はかすっていた?ということにしておきましょう(笑)



ただ、「進化」については分かったのですが、結局鬼はどのようにして「子孫」を残す、つまり「繁殖」していくのか、が疑問ですね。やはり、個人的には今回の話を見る限り、「交尾」の様な仕組みはないと思います。


鬼の「細胞・細菌」が始まりなので、鬼の貴族たちがその「細胞・細菌」を持ち、「培養している」というのが真っ先に思いつきます(そう言えば、培養とバイヨンって音が似てるな・・・笑)。



ただ、12巻で(恐らく普通の)「子ども鬼」が出てきているので、何かしらの繁殖方法が既に確立されているのかもしれませんね。ここについてはまた明らかになっていくことを期待しましょう。



そして、鬼の「速すぎる進化の代償」についても言及がありましたね。

個体差はあるし、
元に戻るわけでは決してないのだが
食べ続けなければ
形質を保っていられない

鬼が人間を食べるのは
そうしなければあの形も知脳も
保っていられないから

※週刊少年ジャンプ9号P83より引用


一度味を知ってしまえば、知脳や形質を欲して食べ続けてしまう。なるほど。人間は鬼にとって麻薬みたいなモノであったということですね。


ここまでがノーマンが説明する「鬼」の正体でした。


そして、その真実を知ったノーマンが目論むのは「農園の破壊」。鬼に人間を供給しなければ、鬼は滅ぶ。現に、下級鬼は量産肉の食べすぎで形質保持ができくなってきており、社会問題にまで発展しているようです。


そこで造られた、と言っても過言ではないのが「Λ7214」だったというわけですね。要するに、今、鬼が求める人肉(多種多用な高級肉や質の良い量産肉など)を効率良く作るために建設された施設であったわけです。ノーマン含め、ザジやアダムもここにいたようですね。


ただ、ジンやハヤトは「ラムダ系列の新型量産農園」の生まれであり、ラムダ本体ではないようですね。ハヤトたちの胸の番号はラムダ系列の「01番」の施設、というような意味合いなんでしょう。



ノーマンはエマが昔言っていた「変えようよ世界」という言葉を実現するために、ラムダの檻でずっと考えていたわけですね。全食用児を救い、笑って暮らせる未来を作るために。



そのための最善の方法は「人間世界へ逃げること」ではなく、



「鬼を絶滅させ、鬼世界に全食用児の楽園を築く」



というのがノーマンの最終的な答えのようです。ただ、最後のエマの顔。明らかにこのノーマンの答えに「心から賛成」している顔ではありません。やはりmaesaquが言及してきた通り「対立」しそうな予感がしますね。


それもそのはず、お世話になった「ソンジュ&ムジカ」もいますし、悪い鬼ばかりではない、鬼にも家族が(恐らく)あり、それを絶滅させる、というのはエマが好むやり方ではないはず。


今回の話からすると、ノーマンは「七つの壁」のことを知らないのかな?という気がします。なので、次号以降はその「七つの壁」について触れられるかもしれませんね。ただ、キレ者ノーマンですから、そこの情報も知って、加味した上での判断、ということかもしれません。


いずれにしても、また次号が楽しみな展開になってきました。



最後になりますが、maesaquが今、気になるのはやはり「ソンジュ」です。今回明らかになった、「一度人間を食べてしまうと、食べ続けなければ形質保持できない」という説明と矛盾が出てくるんですよね。


そう、皆さんご存知の通り、ソンジュは「人間を食べたことが(恐らく)ある」のです。

もう一度食いてぇなぁ、腹一杯人間をよ
※約束のネバーランド6巻P169より引用

ソンジュは6巻でこのように言ってますので、(恐らくは)食べたことがある、というのが濃厚です。


ただ、今は宗教上の理由で「天然物以外は食べない」と言っているので、「おやおや?」となるわけです。


なぜ、ソンジュは過去に人間を食べていたのに、食べていない今も形質保持ができているのか?



ここが疑問なわけです。

とりあえず、考えられる説を箇条書きにしておきますね。

①ストックという概念がある(過去の)
②知性鬼を食べれば問題ない
③家系や体質の問題
④実はこっそり食ってた
⑤実はガタがきている
⑥何かしらで克服した(訓練等で)
⑦変わりの食べ物を見つけた

あまり思いつきませんでしたが、とりあえずこんなとこでしょうか。


個人的には意外と②あたりの可能性もあるかなと。6巻の追手鬼を倒すシーンで追手鬼のボスは首から下が無いように見えるので、知性鬼(もともと人間を食べていたであろう鬼)を食べることで、形質を保持できるのかも?と思ったわけです。


結局、大きくは2つで、

①なんとかして保持してる
②実はもうギリギリ

のどちらかなんですよね、恐らく。


まあここもいずれ分かる部分だとは思うので、6巻辺りを読み返しながら、待ちたいと思います。



今回は情報量が多かったので、この約ネバ通信もだいぶ長くなってしまいました(笑)。


また気付いたこと等があれば都度更新していきます。


拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。


それではまた。

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