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鉄板の話題は、せんそう

108本目。介護の仕事はお年寄りと接する仕事です。

2021年の今年は戦後76年とのこと。

利用者の方は、100~80歳代の方も多い。
その方々は、みなさん戦争を潜り抜けて、生き抜いた人たち

この事実は、実はとてもスゴイこと!!

そんな話を聴くことができる介護の仕事は、
歴史に触れられる貴重な仕事とも言えます。


鉄板の話題は、戦時中の苦労話


デイサービスなどで、様々な背景を持った利用者さんがいますが、
それこそ”誰でも盛り上がる”

鉄板の話題は、「戦時中の苦労話」

70年近く前のことなのに、認知症なのに、
この話題では盛り上がる。

多くの方が、この「戦争の話題」では
ご自分のエピソードなどを色々と話して下さることが多い。


それほど、印象的で鮮烈な体験だったんだろうな、、、

あえて、ライトな軽~い感じで書いてましたが、
実際に体験されたこと、目の前で見たことなどは、

地獄、、、



忘れたくても忘れられないから、
いつまでも想い出せてしまうんでしょう。


色んな地獄を聴かせてもらってきました。

・目の前で幼馴染が爆撃された。
・東京大空襲ではB29が地上低く飛んでパイロットと目が合った。
・大火事の中、逃げ惑った。
・中国で兵隊として移動中、
食料も少なく歩けなくなった友人を置いて、先を進んでいった。
・広島で黒焦げの死体や皮膚がはがれた人が大勢いた。

ぼくの祖父も日中戦争に行って、足を撃たれて負傷し帰国したとのことで、
銃撃された足を見せてもらったこともある。。。

生々しく、弾丸の痕があった。


生きるか死ぬか。

そんな時代を潜り抜けて、日本を立て直してこられた人たち。


戦争を想うとき、
高齢者への敬意と感謝の気持ちでいっぱいになります。


ありがとうございます。

戦争の話を聴ける、貴重な機会


介護職として、貴重な話を聴けることは有難いと思いますが、

戦後76年ということは、その頃のことを物心ついていて、
実際に体験している年代としては、80歳以上かなと思います。

その方々がご存命のうちに”生の声”で、
体験された話を聴けるのは、まさに今のうちですね。


話をして下さったときには、ぜひ耳を傾けていきたいです。


こんなことがあったという事実、それを体験した人自身の言葉。

これを後世に伝えることができたら、
介護職の仕事の、違った視点での価値なのかな

とも思います。


終戦の日。

犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。


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