マガジンのカバー画像

偏見と差別

15
自他の note のうち、「偏見と差別」に関するものを綴じておきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

偏見とは何か。差別とは何か。

「偏見」とは 人や物についての不合理な先入観である。この先入観は その人や物がある特定グル…

差別か否かの判断

 (あくまで私観だが…)  差別とは 対象への関わり方の一種で、ある関わり方が差別かどうか…

私を差別するのは「私」

 私による偏見と差別の定義に基づくと、私を差別するのは他でもない「私」である。 (この偏…

「普通」は相対的なもの

 「普通」とは相対的なものである。  今回は「普通」の意味を4つに場合分けしたうえで、そ…

共約不可能性:同じ物差しでは測れないこと/同じ言葉でも意味が異なること

「同じ物差しでは測れないこと/同じ言葉でも意味が異なること」を『共約不可能性』という。(…

間主観性:「3つの目」を合わせて思考すること

 社会では一般的に「客観」が良しとされるが、人は皆、人である限り主観がある。したがって、…

他者の苦しみを理解すること

 まず初めに、人は他者を理解し得ないと私は考える。  そのような私が人の苦しみを聴くときに努めることは、 「この人は今、戦争をしている」 という前提をキープすることだ。  なぜかといえば、この種のレンズ装備により、相手の苦しみを理解したつもり や 自身の思考の押し付け といった不適切な対応を防ぐためである。  私は戦争を経験していない。  だから、私は戦争を理解し得ない。  戦争を理解し得ない私が、まさに今戦争をしている人の苦しみを聴く。  何をどのように聴い

いわゆるハーフで いわゆる黒人で いわゆる在日外国人で いわゆる元難民で いわゆるMtF…

方法の自己目的化 ―「エスカレーター乗り方改革」に考えること

 半年程前から意識してエスカレーターの右側に立ち止まるなかでふと気が付いたのだけれど、利…

記念日化

【初めに】 この「記念日化」という語彙は私が勝手に創った造語である。 ―――――――――…

誠実であること

 まだ、「初めまして」も言っていない相手、すなわち、見ず知らずの全く初対面の相手に対して…

想像できないということ

○X新聞 xx年x月x日  【地域】  === 白昼 コンビニ強盗  ===  ===  5千円だ…

偽りと困難;「性」の概念に思う。

 「性」は所詮、人如きが扱える概念ではないのだ。  というのも、科学的に定義可能な性は身…

「理解し得ない」の存在を受け容れるか否か;科学の定義と差別の素地に関する私観

第1節 祖母からの言い伝え 【1】祖母からの言い伝え  「人の名前を朱書きしてはならない。」 これは祖母からの言い伝えだ。なぜかといえば、人名を赤色で記すことはその人が死んだことを意味するためだという。(詳しくは割愛する。) 【2】蛙  大学4年生のある日、この言い伝えを友人に教えたことがあった。「教えた」といえば仰々(ぎょうぎょう)しいが、本当になんでもない、ただの話の流れであったはずだ。そのとき、私のレッスンを聴講し終えた友人は口元に粘っこい蔑(さげす)みを

¥100