Googleも決済に仮想通貨を導入！【海外記事メモ】
今日はこの記事をメモしてみます。なお、画像もこちらの記事からの引用になります。
たまには時事ネタニュースを取り上げてみようと思います。本日もよろしくお願いします。
２０２３年からサービスの支払いにCoinbaseを活用
Googleは2022/10/11、一部のユーザーに対して2023年初頭にクラウドサービスの支払いを仮想通貨によって可能にすることを明らかにしました。一方でCoinbaseは社内のインフラをGoogle Cloudに切り替えることを公表しました。
Coinbaseの株価はその日８．４％も上昇したものの、年間を通してみると未だに70％の下落を見せています。
Google Cloud Next conferenceでは、成長の早い市場において、Googleが先人を切って進んでいくことが示されました。Googleの主要な競合は未だに仮想通貨による決済を認めていません。
GoogleのCloudビジネスは本体のAlphabetとは切り離されて広報がなされており、Alphabet全体の収益に占める割合が3年前は６％未満だったものの現在では９％にまで達し、同社の全体の成長よりも優れた成績をおさめています。
CoinbaseはAmazon Web ServiceからGoogleへの乗り換えを決定
Coinbaseの事業開発担当副社長のJim Migdalによると、同社は収益の大多数が小売業取引によるものであるが、1年間使用し続けた業界のトップであるAWSからGoogleの環境へデータを移行する旨を明らかにしました。
Google Cloud Platformにおいて、Coinbase Commerce serviceのおかげもあり最初はWeb3界隈に精通しているユーザーに対して仮想通貨取引を可能にします。Web3はFacebookやGoogleのような巨大企業にコントロールされない、非中央集権的で分散型のインターネットを表現しているバズワードです。
仮想通貨取引への期待
Google Cloudの副社長であるZaveryは、時間の経過とともにより多くの消費者に仮想通貨による取引を認めていくと発言しました。Coinbaseはビットコインやビットコインキャッシュ、ドージコイン、イーサリアムなどの10種類の通貨の取引が可能です。ビットコインやドージコイン、イーサリアムは過去1年間で60％以上の価格の下落をしました。
契約条件は明らかにされていませんが、Coinbase Commerceと同様に、Coinbaseは取引ごとに手数料として数％の利益を得るものと考えられています。
Googleが支払い取引の一部でCoinbaseを使用するという保証はありませんでした。PayPalなども仮想通貨取引を行う方法を提供しています。Zavery曰く、他の企業も調べたものの、Coinbaseが最も取引に耐え得るキャパシティを持っているものと判断したとのことでした。
Googleはまた、組織の仮想通貨を安全に保管し、取引を実行できるようにするCoinbase Primeの使い方を模索しています。
Zaveryはどのように仮想通貨を会社的に扱っていくのかを試していくという旨も発言しています。Block（Squareとして知られている支払いサービス提供会社）やCoinbase、MicroStrategy、Teslaといった会社はバランスシートの中に仮想通貨の項目も入れ込んでいます。
これらは危険な試みかもしれません。Coinbaseは仮想通貨の値動きにより今年8月には3億7700万＄という減損損失を計上しました。
Googleは仮想通貨による支払いに対しての可能性については5月に言及していました。
MidgalはCoinbaseはGoogleと数ヶ月に及んで、サポートする商取引に関してやPrime serviceの中で複合的に起こり得る障害についてディスカッションを重ねました。彼は「私たちはそれらを一緒に引き受けることを決めた」と言いました。
NFTのようなブロックチェーン技術はGoogleのクラウド事業部門においては大きな注力ポイントとなっています。過去にGoogle Cloudの社長であるThomas Kurianはメディアや小売業の成長を推進してきました。
今年はブロックチェーンビジネスを強化し、サードパーティの開発者が開発できる構築ツールを開発するチームの結成を公表しました。
感想：仮想通貨の時代が近づきつつある、でも結局Web2企業が強い
仮想通貨の暴落によって市場に悲観ムードが漂う昨今ですが、時代は着実に前に進んでいるということを革新できる記事でした。
一方でやはり、資金力があるWeb２の覇者たちが本腰を挙げて既存企業と手を組む（時には買収する、）動きの力はすさまじく、Web３時代で過去に栄華を極めた企業たちが没落して新たな企業が立ち上がるような革命的なシナリオの現実性はまだ遠くにある印象です。
ただ、個人的には既存の大企業が大きな時代の流れに新たな打ち手を打ち出していく姿を見るのは非常にエキサイティングでワクワクしながらニュースを読みました。
とにもかくにも、私達のような一般市民は常に情報をキャッチアップしていって時代の流れに取り残されないようにすべきだと感じます。
今年もあっという間に終わってしまいそうですが、来年はまたさらに面白い動きがありそうですね。
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