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マエダと学校教育

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記事一覧

授業報告「聞いて、考えを深めよう」(光村・小6国語)

 報告になります。時期的なもので上記記事のPVは増えていますが、まあ多分参考になるようなこ…

マエダ
10日前
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教材研究覚書「日常を十七音で」(光村・小5国語)「たのしみは」(光村・小6国語)

 小学校で、義務教育で、俳句や短歌を作るのはなぜなのか、というそもそもの問いがあります。…

マエダ
3日前
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教材研究覚書「聞いて、考えを深めよう」(光村・小6国語)

(加筆修正 24.4.27 14:40)  若手の先生から「この単元の進め方で困っています。どうしたら…

マエダ
3週間前
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詩について あるいは個人的な振り返り

 今年度は特別支援学級担任として、5年生と6年生の児童を担当することになりました。5年生も6…

マエダ
1か月前
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詩について あるいは言語表現の極致

 令和6年度の教育活動が始まるので、教科名を書いたカードをラミネータにかけたり、そのラミ…

マエダ
1か月前
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年度末の教室大掃除について

 公立小学校の年度末業務に必ずと言っていいほど組み込まれる仕事の一つに「使用した教室の片…

マエダ
1か月前
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始まる前から始まっている

 授業のことです。  世の中にはどうしても「始まる前から始まっている」ものがたくさんあるように思えるのですが、授業もそのうちの一つだということです。  「授業」なる営みをかたち作っているものをどれだけの要素に分解できるか、どの段階まで細分化するかを考えていますが、あまりやりすぎると収拾がつかなくなると思われるのでほどほどで考えないといけません。あまり細切れにしすぎると、それこそ授業論の類型化につながりそうな予感があります。  「内容/方法」というざっくりした二分法でもよかろう

類型化される授業論と教師論

 方法か、内容か。そういった大雑把で恣意的な二分法も有効な時は有効なんですけども、あくま…

マエダ
2か月前
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所見が書けて一人前、みたいなとこある

 一人の教師が“一人前”になるにはどんな条件があるのかを考えますと、授業がとか、学級経営…

マエダ
2か月前
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小5国語『大造じいさんとがん』

 椋鳩十『大造じいさんとがん』。新美南吉の『ごんぎつね』(小4)、そして宮沢賢治の『やま…

マエダ
2か月前
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小4国語『初雪のふる日』

 小学4年生の国語といえば真っ先に『ごんぎつね』が思い浮かぶのですが、負けず劣らずの名作…

マエダ
3か月前
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5分、嗚呼5分

 本当に授業時間が5分短縮されたら、授業の実際がどうなるのかということなんですが、多分そ…

マエダ
3か月前
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授業を観るために

 学校の先生になりますと、わりと他人の授業を観る機会が発生します。経験年数に依存するので…

マエダ
3か月前
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給食と食育と教育の四方山話

 職場の若手がぽつりと、「食育ってどういうふうにすればいいかよくわからなくて……。」とこぼしていました。先日、勤務校で行われた“学級経営交流会”での一幕です。この時期の“交流会”ですから、1年間の学級経営の総括とも言える内容を話すわけです。当の若手が約1年間、いろいろ悩みながら学級を運営し経営し、頑張ってきたことは職場の誰もが認めるところなのですが、やはり悩みの種は尽きることなく遍在しています。  給食。食育。難しい問題です。 短時間給食指導  あまり「食育!」と気張らず