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マエダと学校教育

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記事一覧

授業構想『やまなし』(光村・小6国語)

 宮沢賢治『やまなし』が三重の入れ子構造だとかどうだとか、そういう話を以前しました。  …

マエダ
6日前
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授業報告「名づけられた葉」(光村・小6国語)

 新川和江の詩『名づけられた葉』を扱った授業を終えました。1時間一本勝負の授業で目指した…

マエダ
13日前
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流行歌の学校親和性

 学校現場で重宝されやすい流行歌というのがあると思っています。旋律が爽やかで、歌詞には前…

マエダ
3週間前
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教材研究覚書『やまなし』(光村・小6国語)

 この物語教材文に警戒感やそれに類する感情をもっている6年生担当経験のある先生は多いよう…

マエダ
1か月前
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授業報告「日常を十七音で」(光村・小5国語)「たのしみは」(光村・小6国語)

 上記記事の報告です。  「表現を工夫しよう」の一点突破で乗り切ろうとした単元ですが、い…

マエダ
1か月前
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授業報告「聞いて、考えを深めよう」(光村・小6国語)

 報告になります。時期的なもので上記記事のPVは増えていますが、まあ多分参考になるようなこ…

マエダ
2か月前
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教材研究覚書「日常を十七音で」(光村・小5国語)「たのしみは」(光村・小6国語)

 小学校で、義務教育で、俳句や短歌を作るのはなぜなのか、というそもそもの問いがあります。学習指導要領に根拠を求めていきますと、こんな文言が見つかります。  3・4年生での俳句や短歌は、音読や暗唱を通して日本の伝統的な言語表現文化に親しむことを目的に設定されています。「昔の人って、たった十七音で景色や気持ちを表現してたんだね。」「お気に入りの俳句を見つけたよ。」などなど、あくまで伝統的文化への入り口を設定するものです。  5・6年生での俳句や短歌は、「書くこと」を一段上のレベ

教材研究覚書「聞いて、考えを深めよう」(光村・小6国語)

(加筆修正 24.4.27 14:40)  若手の先生から「この単元の進め方で困っています。どうしたら…

マエダ
2か月前
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詩について あるいは個人的な振り返り

 今年度は特別支援学級担任として、5年生と6年生の児童を担当することになりました。5年生も6…

マエダ
3か月前
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詩について あるいは言語表現の極致

 令和6年度の教育活動が始まるので、教科名を書いたカードをラミネータにかけたり、そのラミ…

マエダ
3か月前
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年度末の教室大掃除について

 公立小学校の年度末業務に必ずと言っていいほど組み込まれる仕事の一つに「使用した教室の片…

マエダ
3か月前
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始まる前から始まっている

 授業のことです。  世の中にはどうしても「始まる前から始まっている」ものがたくさんある…

マエダ
3か月前
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類型化される授業論と教師論

 方法か、内容か。そういった大雑把で恣意的な二分法も有効な時は有効なんですけども、あくま…

マエダ
3か月前
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所見が書けて一人前、みたいなとこある

 一人の教師が“一人前”になるにはどんな条件があるのかを考えますと、授業がとか、学級経営がとか、児童生徒への接し方がとか、一言で言おうとするとかなり難しく、要は多面的であったり、多角的であったりする視点で見ていく必要が出てきます。そして、見る人によって、“一人前”と判断する基準/規準はバラバラです。バラバラになってしまわざるを得ないのです。それは、見る人たち(同僚の教師たち、管理職たち、保護者たち、あるいは児童生徒たち)の人生を、生き方を反映しているから。  そうして結局のと