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No.2 銅版画について  「昼さがりのおでかけ」

おはようございます。
毎日暑い日が続きますね。
「あ〜涼しい所に行きたい〜!」とよく思います。
夏は標高が高い所でキャンプが一番。
でも、今年はなかなか行けません。
昨年、九州の久住山の坊がつるキャンプ場(標高1300M)でテント泊を思い出しました。
ザックにテントや食料などを入れて登山。
標高1300Mでは、9月中旬なのに朝から霜が降りていて、夏用の装備だったため、寝袋に入っても寒すぎて夜中も眠れず、凍えたこともあります(笑)
・・・涼しすぎました。

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前置きが長くなりましたが、今日は「昼さがりのおでかけ」について述べたいと思います。
この作品を作ったきっかけは、このご時世でなかなか外出もできない。せめて、この想いだけは伝えたい、作品を見てくださる人が、楽しい思い出やこの状況が落ち着いた後にやってみたいことをイメージしていただけたらいいなぁと思って描きました。

タイトルのように私はおよそ昼ぐらいに家を出てキャンプ場へ向かいます。
近くてもこのおでかけが私には特別のように感じられます。
山を越えてガタゴト…
ちなみに車は、「ヨンマル」という我が家の赤色の古い車がモデルです。
洗車をすると窓とパッキンの隙間から水がガンガン入ってきます(笑)
私の楽しみは、自然に触れ、非日常を感じること。
楽しい想いをお弁当箱に詰めました。
もちろん、お外で食べるお弁当も大好きです。

今日の最初の写真は「昼さがりのおでかけ」の制作途中(描画)のものです。
銅の板に防食剤である「グランド」というアスファルトを成分とした液体を塗って乾燥させます。その後、主にニードルという鉄筆で描画していきます。ちなみに今回のグランドはちょっと失敗してうまく塗れていないのでムラになっています(笑)
ニードルの芯の太さは何種類か用意して、線を描き分けます。
細い点や線は肉眼で見ることが難しいので頭にルーペをつけて描くこともあります。
描いた後に腐食液に浸します。
そうすると、描いた部分(銅がむき出しになった部分)だけ腐食されて、描いた線が溝になって刻まれます。これがエッチングです。
今日は簡単に説明しましたが、いつか制作工程をもう少し詳しくお伝えしたいと思います(^^)

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アート作品を見るとき、それぞれの経験や生きてきた人生というフィルターを通して鑑賞します。私の場合も、私の作品を見てくださった後にいただくコメントはとても興味深く面白いなぁといつも思います。新しい気付きがあることが多いです。

皆さんはどんなストーリーが浮かばれたでしょうか?

今日も読んでくださり、本当にありがとうございます。
次回はお弁当繋がりで、別のお弁当作品を載せたいと思います。

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