見出し画像

安倍晋三銃撃事件と国葬報道を映画批評家が本気で分析したら、岸田文雄首相による謀略だと判明してしまった件

◆はじめに◆

この原稿は、22年の7月下旬に書き下ろしで執筆したものだが、22年9月28日、電子媒体note用に、ほんの少し読みやすく加筆訂正を行った……とする予定だったが、あえて誤字等以外の訂正は行わずに掲載することにした。

その理由は、私前田の予測や分析の正確性を、しっかり採点してほしいとの思いからだ。万が一、いいかげんな予測をしていたら、この後に書いてある内容はほとんど「はずれ」ているはず。だがもし予測の数々が「当たって」いたら、それは分析者としての自分の評価につながる。その判断を正々堂々と皆様にゆだねたいと思う。

さあ、映画批評家の政治分析、はたして当たっているのか? 映画分析の手法は、政治分析に通用するのか? 皆さんはこれからそれを知ることになる。

本記事は、もともと22年8月のコミックマーケット用に執筆したものだが、10月下旬のオモシロ映画道場での頒布も予定していた。よって、9月27日で賞味期限が切れるような作りにはしていない。どうか、気軽に楽しんでいただけたら幸いである。

◆なぜ映画批評家が政治問題について書いているのか?◆

私は映画批評家だし、これは映画の本だ。なのになぜ政治問題を取り上げるのか──。

その理由は私が、長年メディアリテラシーを大事なテーマとして情報発信してきたことがまず一つ。たとえばnoteというブログサイトでは、「映像・報道分析から探る、政治/時事問題のウラ」と評したマガジンを時折書いている。

そしてもう一つは、この問題が、まさにメディアリテラシーの能力を鍛えるのにピッタリな事例だからだ。

私は映画やテレビなど映像業界はもちろん、政治記者の経験があるので政治業界、週刊誌や新聞などマスコミ側の考え方もわかる特殊な立場にいる。よってこの記事は、そうした人物によるメディア情報の読み解き方を、読者の皆さんも知ることができるように作られている。

映像を読み解くことを生業とする映画批評家が、プロパガンダの分析テクニックなどを用いて政治問題、社会問題を読み解くというわけだが、この「国葬」問題もまさにそれだ。

そんなわけで、さっそく結論から書いて行こう。

第一部 安倍晋三元首相の「国葬」騒ぎには仕掛人がいる

ここから先は

11,518字

¥ 800

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?