合宿の終わりからはじまり

勉強合宿が終わった。

お盆を過ぎ、すでに学校がはじまる準備をしている子もいるだろうが、充実した夏を過ごすことができただろうか。

合宿に参加していた高3生と、1週間AO入試に向けた論文の作成をおこなった。メディア論というラフなテーマ設定から、テーマを絞り出し、アルゴリズム化されにくいメディアとは一体何かを議論した。論文の大枠はこの合宿で完成したように思う。夏の間に参考図書を100冊は読破することを求める。

中3生二人は、小説創作をモチベーションに、学校の課題を終える。創作と業務この両立は非常に難しい。だからこそうまくいってほしい。村上春樹の『職業としての小説家』を持って帰って回し読みしていることだろう。
さらに、彼らは僕たちの非営利団体の正会員でもあるから、休憩時間には後輩たちに声をかけ、スタッフには「何かやることないですか」と声をかけてくれる。「チーム」としてまとまるように率先して家事を手伝い、意識が変わっていることが観察される。
今よりさらに上を目指してほしい。

同じく正会員の中2生は、数学英語の教科書を音読して、1年半学習してきたうち取りこぼしている用語解説を理解した。問題演習はとにかくこれからだ。少し涼しくなってきたのだからここらで演習にとりかかってほしい。

もう一人の中2生は、膨大な課題をこなすのに悪戦苦闘していたが、英語の課題だけ残ってしまった。シャイで共同生活がうまくいかないこともあったかもしれないが、「いいキャラ」してるんだから自信もって、学校の課題もほどほどに、いろんなことにチャレンジしてほしい。

中1生二人は、このなかでも粛々と勉強に取り組んでいた。一人は少ない時間で課題をさっさと終わらせ、もう一人は、数学を重点的に予習し、いつのまにか中3分野の2次関数まで進んでいた。
あの集中力を帰宅後も継続できただろうか。予習をおこない、「高み」から授業を受けることができれば、理解がかなり深まるだろう。

小学生参加者のことを書こうと思っていたが、もう今からガールズキャンプがはじまる。キャンプの様子をお伝えしつつ、合宿の振り返りをしていくことにする。


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