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子どもに願うクリエイティブとは? by デザイナーの父

自分の子どもは可愛いものだ

僕は現在4歳の息子がいます。めっちゃ可愛いです。他の子どもたちよりも可愛いでしょう。いきなり親バカな発言ですが、たぶん僕がもし赤の他人であっても息子を見ると可愛いと思うくらいに可愛いです。(というこれも親バカ発言なのだ)

そんな可愛い息子。僕はデザイナーという仕事をしていますが、特に将来は同じ道を歩んでほしいとか、クリエイティブな仕事に就いてほしいとか、そういうことは全然考えていません。まー、自由に選んでほしいですね。ただし自由にしろって言うと放ったらかしかというとモチロンそんなわけないです。その自由の選択肢を増やすためには、親としてたくさんできることがあると思うので、そこはがんばっていきます。

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クリエイティブな思考は持つようになってほしい

さて、ここからが本題です。
将来はどんな仕事でもいいけど、クリエイティブな思考を息子には持ってもらいたいなという考えは持っています。

子どもの頃からクリエイティブに・・・。

そもそもクリエイティブってなんぞや?というと、ネットで調べたら、「クリエイティブとは、一般的には創造的、独創的であること。日本語では、広告の製作物のことをクリエイティブと表現する」とありました。

創造的、独創的な思考を持ってほしい。これ本当にそう思うし、自分もそうなりたいんですけど、なぜ?って聞かれるとハッキリと答えられないんですよね。不思議なんですけど。

ただ、人生が豊かになるヒントはこのクリエイティブな思考に絶対あると信じています。うれしいとき辛いとき、どんなときでもより良いものに自分をするためには、大事な要素なのかなって。そして、その創造的思考があれば、人にも優しく接することができるんだと思いたいです。自分だけ良ければいいなんて、全く創造的でも独創的でもないですからね。だからこそ、子どもには、クリエイティブであってほしいなって思うんです。

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自由にやらせたいけど、自由を豊かにするのは親の役目かな

まー正直な話、子どもというのは、自由にやらせていたら自分でいろいろ考えておもしろい行動や、大人が予想できないことをやり始めるものなので、子どもに無理して「クリエイティブになってくれー!」と言うことでもないんですけどね。

ただ、この『自由』というものは、その人の知識や思考能力が乏しいと、その自由度も乏しいものになってしまうと僕は考えています。もし「何でも手に入れれるから自由にしていいよ」と言われて、どれだけの自由ができるでしょうか。少ないから悪ではないですけど、思いつく選択肢が多いことに越したことはないでしょう。

そしてそれは創造的な思考をするにしても同じこと。無知な人がゼロから何か発想したり、何かを作り出すことなんてできないでしょう。偶然的にはできるかもしれないけど、それだけじゃせっかくの人生、もったいないじゃないですか。

子どももまだまだ何も知らない状態ですから、無理のない範囲でいろいろなことを知ってもらったり経験してもらったりしてほしいなと、親として思うんです。そこからクリエイティブな思考が育っていくんじゃないかと期待しています。

そのキッカケ作りは親の役目でしょう。

そんなクリエイティブな思考へのキッカケとして僕が考えるものを5つ記していきます。親としての希望部分が大いにありますが、そこはご了承ください。

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その1:本はたくさん読んでほしい

やっぱり本はクリエイティブに欠かせないでしょう。たくさんのことを知って、たくさんのことを感じ考える。なんて素晴らしいものなんだ!

僕は本が大好きです。でもその本の素晴らしさを知ったのは大人になってからな気がします。子ども時代を思い返すと、あまり本に触れてなかったかも。なので子どもには、小さいころからたくさんの本に触れてほしいです。

本を読むことなんて、通説的で当たり前に良いことだけど、その当たり前が難しいのも大人になった自分はわかるから、やっぱりちゃんとそう願うことは大切なんだと思います。

そんな我が家では本に関しては、惜しみなく買ってあげたり図書館で借りてきたりという姿勢でいます。毎月たくさん読んで聴かせています。絵本、図鑑、子ども雑誌、おばけ図鑑、戦隊ヒーローの本などなど。読みたい本は尊重するし、親がこれ読んでほしいというものもチョイスしています。

寝る前は必ず読むし、一人朝早くに起きて読んでます(5時半とかに!)

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その2:テレビはハッピーな番組を

子どものテレビタイムについては我が家は、朝食後と夕飯前に30~1時間ほど見ています。主にEテレやNetflix、Amazonプライムですね。後ろ二つは親がよく使うのでサブスク入っています。

テレビはたくさんの情報が入ってくるし、話し言葉が耳に入るしで、よいツールだと僕は思います。もちろん悪影響のある番組もあるだろうけど、見せなきゃいいし、見たときでもそれはそれで教育の材料になるでしょう。

ほんで、ハッピーな番組を見てほしいです。ポジティブじゃなくてハッピーなやつを。「楽しかった!おもしろかった!」この感情こそクリエイティブな思考だと僕は考えています。これがないと創造性も生まれないかなって。

「こういうことしたらバチが当たるよね」みたいな教育論な番組はちょっと苦手。それもわかるけど、この歳の子どもにはまず「楽しかった!」を感じてほしいです。

ここで名前を敢えて出してしまいますが、『きかんしゃトーマス』は苦手です。。。いつも内容が、いじわるする人(人ではないけど)や、明らか間違った無茶な行動をする人(人ではないけど)が出てくるものばかりで、うーん、そういうのこの年齢から見てほしくないなぁって・・・。楽しくなる内容で終わるならまだいいんですけどね。気に入ってる皆さんごめんなさい。

「パウパトロール」が超おすすめです。犬のレスキューチームのお話なんですが、皆が思いやりを持っていて素敵だし、ありがとうをちゃんと言うし、なにより皆がハッピーなんです。これから日本でどんどん人気が出てほしい!!8月には劇場版が公開されます(詳しい)

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その3:音楽はやっぱりいいもんだ

僕は音痴な方ですが、音楽は好きです。子どもが生まれる前なんですが、夫婦二人(といっても主に僕か笑)で家で歌うことが多かったです(笑) 替え歌やオリジナルなんかも。日常的だったからか、言葉も覚えだした息子も歌が好きっぽくて、自発的によく歌っています。この歌声がまた可愛いんだ(親バカ発作)

さっきのハッピーとつながるんですけど、ハッピーだから歌う・音楽を聴く。ハッピーになりたいから歌う・音楽を聴く。そういった連携が音楽にはあるんだろうなと勝手に思っています。

その歌う・音楽を聴くへ向かう、そこに創造的・独創的な思考が生まれないわけなくて、やっぱり音楽はいいもんですよ。音楽には不思議なナイスパワーがあって、それに突き動かさせるものって存在しますよね。

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その4:体を動かす遊びを一緒に楽しむ

遊び、その中でも体を使った遊びはパパの担当です。屋外屋内どちらでもフルパワーで楽しむ子どもには感心させられます。

その遊びの中で、僕も息子も、ワニになったりトリケラトプスになったりします。食べたり食べられたり毒のある角で刺されたり・・・。子どもの想像力のおもしろさですよね。

ここで一緒に遊ぶパパは助言します。「トリケラトプスは空を飛べないだろうか?」と。もちろん飛べないのですが、子どもの想像力で飛ばすことができます。羽を生やすかと思ってら、新幹線に体をくくりつけてそのハイスピードの勢いを使って空に飛ばすという荒技が繰り出されます。なんと!

子どもの想像力をもっと引き出したいという僕の欲もありますが、こういった親の手助けで遊びはもっと楽しくなるし、クリエイティブな思考にも寄っていくんじゃないでしょうか。

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その5:嘘はできるだけつかないで

嘘をつくつかないは、教育的観点において、もちろんちゃんとしておかないといけないことですね。そしてこれも僕はクリエイティブにも関係しているんちゃうかなと思っています。

子どもの嘘の特徴は、○○をしたくないってときに嘘をついているようです。ご飯食べたくないから「お腹痛い」と言ったり、遊びたいから幼稚園のこと聞かれても「忘れた」と言ったり。自分の失敗を正直に言いたくないときにも嘘をつきますね。まぁ、子どもなので可愛い嘘ですよ。大人と違ってねフッフッフ・・・。

その嘘の付き方にクリエイティブな部分がありそうな気もするんですが、全くもってそれは感じられません。なぜなら一辺倒だし、軽率すぎるからです。同じ状況だとまた同じようなことしか言えないでしょう。そんなの全くクリエイティブじゃない。

大喜利かのごとく、嘘の言葉を吐き並べるならまだわかりますが、そんなことにはなりません。もしかしたら嘘ってそういうものなのかもしれませんね。

嘘をつくよりも、なぜ○○したくないかをちゃんと伝えてもらう。そしてどうしたら○○を回避できるか、そこを考えれるようになるとクリエイティブな思考が生まれてきそうです。もちろん親は、その手助けを惜しみません。

嘘はクリエイティブの反対側にある。僕はそう考えています。そして人を傷つけることがある。だから、嘘はつかないでほしいなって、子どもには言い聞かせていきます。

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ここで、息子のナイスクリエイティブを発表!

上記のような息子への接し方をしている僕ですが、息子のクリエイティブなところを発表しましょう。

<空箱で工作>
皆がやってはると思いますが、お菓子や何かの空箱で工作しています。セロテープとハサミがあれば何でも作れちゃいます。戦隊ヒーローやシンカリオンのおもちゃを買ってもらえなくても大丈夫!(それでも欲しくなったら、おじいちゃんおばあちゃんに頼もう!)

<息子には子どもたちがいる>
ぬいぐるみの話です。今は5人かな、犬や羊やカワウソなどなどの動物と一緒にベッドで寝ています。そのぬいぐるみたちを「子どもたち」と呼んでいて、小学生や幼稚園児だったりと設定をあります。うん、こういうの僕スキです。そして可愛い。

<パパのお腹を早く爆発させたい>
物騒な話ですが、パパのお腹を爆発させる策略をよく立てています。針で刺したりとか時限爆弾をセットしたりとか。僕のお腹が出ているのをおもしろがっていて、でもダイエットを始めてへっこんできたので、もう爆発させられないと焦っている様子です。物騒だけど、楽しく爆破方法を考えているのでナイス!

そんなこんなでクリエイティブなことやってます。

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アートとクリエイティブは別である

ここで混同しがちというか、あまり混ぜて考えちゃいけないなと思うのが、アートとクリエイティブなんです。似てるというか、とても親和性のあるものな印象がありますよね。

アートとクリエイティブ、もちろん密接な関係にはあると思うけど、なんでしょ、クリエイティブだからと言って、すべてがアートにはなりえないって感じるんです。その逆で、そのアートってクリエイティブ(独創的・創造的)か?と思うときもあります。

別に僕は息子がアーティストになってほしいとは思っていません。禁止ではないので、なりたかったら応援はします。教育的観点からはみ出すくらいに、自分の子どもに意図的に絵を描かせたりとか、そういうのも別に良いかなって。それはクリエイティブな思考は、どんな分野状況でも役立つと感じているからです。

ここを間違えると、クリエイティブの方向性もズレて息子に伝わってしまうと思います。日常的にどんなときだって思考できる。これこそがクリエイティブ。

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素敵な人になってほしいという親の願い

と言った感じで、盛りだくさん書いてきました。僕の場合の子育てこんなんでっせ!って内容になりましたね。

子育て…いろいろな本を読んだりしても結局は自分の子どもには合う合わないがあるのですべてが正解とも言えない。誰かと話すにも、何をどう話したらよいかわからない。なーんかそういうものじゃないですか? 難しい!

親の言葉で子どもの人生はどんどん変わっていくんだと思っています。実際に自分もそうだったんだと思います。それほどに重要な存在。だからこそ、迷いもあるけども、責任を持ってしっかりと接していきたいです。

こんな真面目に立派なふうに書いてるけど、その想いのほんの少しだけしか実際はできてないかもしれない。それが子育てなのかもなーって。全ては、素敵な人になってほしいという親の願いから。あがくしかないでしょう。それが子育て。それが人生。そこにクリエイティブは大いなる影響を与えてくれると信じています。イジョウ!

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