【受験生へ】高3生の秋から冬にかけての心構え

いよいよ受験シーズン、真っ只中となりました。
この時期に入ると受かる受験生とそうじゃない受験生にきっぱり分かれていきます。
では、受かる受験生とはどういう受験生でしょうか?
その特徴をお伝えしますので、まずはカタチから入ってみてください。
保護者の方々も必読の記事となります。

①ポジティブな選択を取れる

受験生にとってこの秋から冬にかけての期間は、受験生活の中でも特に重要な時期となります。この時期には、往々にして、「自信を持って志望校を目指す生徒」と、「不安から志望校のレベルを下げて安全な選択をする生徒」という二つのパターンの生徒が現れます。
高校の進路教諭として、数百人、数千人の受験生の進路指導に携わってきましたが、ここでレベルを下げてしまう生徒は、あまり芳しい結果が出ていないことが多いです。
置きに行った結果は大体、それ以下の結果しか産みません。
この時期は、逆に一気に成績が伸びる受験生における「ボーナスステージ」の時期でもあります。ここでポジティブに他の受験生よりも一秒でも多く勉強して、絶対に勝ち越えるんだと決意した生徒は、強いです。必ず成績が伸びていきます。
現に、私の生徒でも、偏差値50台で、この時期までGMARCHを目指していて、ここで気合いを入れて、早慶狙おうという話をして、早慶に切り替えた生徒は、結果的に早稲田大学に合格して入学していきました。
逆に、それまで順調でも急に不安になってしまい、志望校下げますと決めてしまった生徒は、その下げた志望校すら合格できなかったりします。
とにかくこの時期はここまで来てしまったので、いい意味で割り切って、ポジティブな選択を取ったほうがいいです。

気持ちで負けていたら、負けてしまう。厳しいようですが、容易に想像できると思います。やっぱり最後の競り勝ちに強い人間が勝ちます。
ここまで割と厳しい言葉を述べてきましたので、手を差し伸べる言葉を言うと確かに不安であるのはよくわかります。
私も受験生時代、先の見えない闇のように感じました。
しかし、それは実は何とも思ってなさそうな、隣で授業を受けているあの子も、成績の向上が順調そうに見えているあの子も実は皆感じていることです。
(高校の進路担当、また受験に特化したオンライン家庭教師サービスの経験から確実にそう言えます。生徒同士だと悩み相談ってしないけど、この立場だとこの時期、皆相談してきます)
だからこそ、自分だけじゃないと確信して、自分は頑張ろうと決意して勉強していって欲しいと思います。
また、これは私見にはなってしまいますが、不安で志望校を下げる生徒のパターンはこれまでの人生で成功体験が十分に掴めていない生徒が多いです。認識できていないだけの場合もあるので、保護者の方はぜひ、人生において成功や成長をした経験を思い出させてあげてください。そうすることで、意識が上を向き、頑張れるエネルギーになります。

②地道にコツコツ

この時期に焦り始めても仕方ありません。何事もそうですが、やはり一歩一歩、地道に取り組んでいくことが大事です。地道に王道はありません。
これまでやってきたことを一つ一つ確認し、それらの完成度を上げていくことが大事です。急に、新しい参考書に手を出したり、これまでの方法ガラッと変える事はあまりオススメではありません。
なぜならば、受験勉強とは、一つ一つの教科書や参考書を完璧にしていく、言うなれば、明確なゴールがある闘いだからです。出版されている教科書や参考書はとてもよくできています。自分の教科書や参考書が不安になる事はあるかもしれませんが、決して、他のものに劣っていると言う事はありません。
まず、目の前にある教科書や参考書を落ち着いて、完璧にしていきましょう。
それが回り道に見えて、1番の近道です。

③実践を意識したトレーニング

とは言え、この時期はもう受験、本番に向けて、残された時間が少ない時期でもあります。そういった意味では、実践を意識したトレーニングを積んでいくことも大事です。
例えば、今までは時間を設定せずに問題演習に取り組んでしまっていたということであれば、この時期からは、問題を解くときは、必ずタイマーを設定し、その時間通りに問題を解くと言うことを行ってみてください。
また、それぞれの大学の過去問題の問題演習も始めてみてもいい時期に入っています。志望校よりも1つや2つランクを下げた大学群の過去問題を解いてみましょう。この際も時間を計測するなど実践により近い形で行ってみると良いと思います。
とにかく、この時期は、1日1日が一瞬一瞬がとても大事な時間となります。
無駄に過ごさないように、毎日テーマを設けて、勉強に取り組めると飛躍的な成長が遂げられると思います。

結論:受験は成長の機会

受験は、単に試験に合格するためのものではありません。それは自己成長のプロセスであり、自分自身と向き合う貴重な機会です。ポジティブな姿勢を保ちながら、一歩一歩着実に前進することで、目標達成への道が開かれます。皆さんの受験が受験を通して自己成長する姿を心から応援しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?