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パパゲーノとして生きる

最近なんだか元気がなくて、
note投稿もできずにいました…。

読みたい記事もたくさん、やりたいこともたくさんあるのに!!
「もうこれ以上何かを脳みそに入れるのはキツイ…!」
というフェーズにいました。

誰かの前向きな感情に触れたら、
「あぁなんて私はだめなやつなんだ…!」
なんて思ってしまいそうで怖かったんです。

そういう時期、定期的にやってきます😅




さて、タイトルの「パパゲーノ」についてなんですが、
実は最近初めて知った言葉です。

朝ドラで主演をされている伊藤沙莉さんが主演されたドラマらしく。
2022年放送で、もう2年も前のものなんですよね。全然知らなかった。

このドラマのサイトに行きついて「パパゲーノ」を知ったとき、結構な衝撃を受けました。

「パパゲーノ」とは、「死にたい気持ちを抱えながら、その人なりの理由や考え方で"死ぬ以外"の選択をしている人」のことです。

特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」

NHKってこういう、命に関する大胆なテーマを取り扱うことありますよね。
個人的には、こういうところ結構好きです(笑)

正直私は「死にたい」って言ってしまったことが何回かあり、、
その時打ち明けた相手には、漏れなく「そんなこと言わないで」と言われました。

至極真っ当で、優しい言葉。
きっと私のことを考えて言ってくれたのだと、それはわかっていました。

でも、「そんなに言ってはいけない言葉なのか…」と、心の中でモヤモヤしていたんですよね。
言ったら病んでいると思われてしまうんだな。
まぁ実際病んでいるのかもしれないけれど、もうこの感覚は日常的なものでもあるんだよなぁ…みたいな(笑)

私は「つらい」と思う自分の正直な感覚が間違っているとは思っていなくて、むしろ「これだけストレスが多いのが普通になっていて、それに耐えられる人間じゃないと上手く生きられない社会がおかしいんじゃない?」と思ってるんです(笑)
でも、私には今の社会を変えられるほど大きな力はないので、この生きづらさはなくならないような、ちょっとした絶望は日々感じざるを得ません。

社会に適合できていない自分を常々感じていて、
それが積もりに積もったときは「消えたい」とか「死にたい」という言葉が出てしまう。
だけど、周囲には否定されてしまう。

だから、死にたい気持ちを一旦受け入れた「パパゲーノ」という言葉には衝撃を受けました。

こちらには実際にパパゲーノである人のインタビューが記載されているので、ぜひ興味のある方は読んでみてください~🌷
中川翔子さんやよしミチ姉弟のよしあきさんもコメントを寄せられていて、なんだか心強く思えました。

なんだ、思ってもよかったんだ、と。
死にたいなーと思う気持ちと上手く付き合えば、それが生きる理由になるんだ!

それでいいんだ~と思ったらホッとしたんです。

誰だっていつかは死んでしまうし、それがいつかはわからない。
思わぬ事態は起こり得る。

そこに目を向ければ、今を重視したくだらない私の生き方も許せる気がしました。



この元気がなかった期間、
周りと比べてダメな自分をめちゃくちゃ責めていました。

なんで私はみんなみたいに心が強くないんだろう?
どうしてたくさん働けないんだろう?
すぐに機嫌が悪くなってしまうんだろう?
周りの人から見たら甘えなのかなぁ…
この年になって親に頼っていて恥ずかしい
世の中の人より全然稼げていなくて情けない
それなのに自分の好きなことしていていいのかなあ


「人生一度きりなんだから、
自分にとって大切なことを明確にして生きる。」
そんなことを掲げている自分は間違っているのかな?
なんてことも思っていました。


でも、パパゲーノを知ったらそれでいいじゃんって思えた。

死ぬことを前提に生きるってなんだか反感を買いがちだけど、
自分の意志に関わらず、明日死ぬ可能性は誰にだってあるんだから。

なにもできなくてもいいし、
無職でもいい
少しのお金があれば、どうにかなる
情けない自分でも良い
心が弱くても大丈夫
何者になれなくてもいい
自分の好きなことしていい


世の中、先のことを考えて生きる人が多いから、
上手く働けなくて将来に備えられない自分はダメな奴と思ってました。


だけど、どうせいつかは誰でも死ぬ!
それは不老不死の薬が開発されない限り間違いない(笑)
そしてそれは明日か?数十年後か?全くわからない。


どうせ死ぬなら、周りの目なんて気にする必要ないし、
どうせ死ぬなら、死ぬまでにやってみたかった事やったほうが良い

どうせ死ぬけど、死って特に急ぐ必要はない。
とりあえず1日1日をやってみるのもありで、
それでだめなら、またその時死ぬか考えてみればいいじゃん。

今、首を吊ったり手首を切ったりする勇気が出そうなら、
それを貯金全額投資で何かやってみたかったことをやる勇気に繋げたほうが合理的じゃん。

というか、死ぬような勇気や勢いがあるって才能だし、
それを生かさないのもったいなくない?なんてポジティブな気持ちすら湧いてきました(笑)


そういう風に希望を見出す手もあったんだ~!
そう思ったら目から鱗🐟🐟🐟

「死にたい」と思う気持ちを一旦受け入れるって、
こんなに楽になるし、考え方が広がるんだなと。


とはいえ、まだまだ周りの目は気になるし、
「こいつ、どうかしてるぜ!」と思われちゃうかなぁ…なんて不安も抱えながらこれを書いているのですが(笑)


でも、同じように感じている人がいると知ったので、

「こういう生き方もありじゃん!」
って私と同じように少しでも生きる勇気に変えられる人がいればいいなと思い、書き残すことにしました🌿



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